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色づく世界の明日から ☆第十二話感想 『ある時間という枠』

参考サイトhttp://anicobin.ldblog.jp/archives/54645069.html
(諷虹)
前回いかにも最終回っぽいタイトルが次回予告で出たのでてっきり12話が最終回だと思っていました(13話のタイトルがさらに最終回っぽいですね)
各シーンで色々思うところがありました。楽しそうに魔法を使う瞳美、皆で記念撮影をするシーンからの荷物を置いていくというシーン、あさぎの成長が感じられるシーン、1話冒頭と同じくモノクロの花火、幸せを感じることで色が戻るシーン・・・特に台詞がなくとも各キャラクターの動きや表情でそれぞれの立ち位置の変化などが感じられました。
おそらく次回その辺りを使うのではないかと思うのですが未来→過去だと戻った先に痕跡や記録が残っていませんが、過去→未来だと今まで何とも思わなかった情報であっても実は自分と関わりが強いものだった・・・的な救いはあります。例えば「君の名は。」の三葉の名前を見つけたシーンなんかもそれにあたると思います。よく小学校でタイムカプセルを埋めるなんていうことありますが、未来に遺す手段はいろいろあります。
次週どんな結末になるのでしょうか(決まり文句)
(虚空)
「うちのメイドがウザすぎる!」の今回の感想にも書いた折口学のキーワードの一つである「真床覆衾(まどこおぶすま)」ですが、閉じた世界というのは、今の自分の意識によって形作られている「個々人にとっての現実世界」にも当てはまるのではないかと考えます。そしてそのあたりが児童の言語生態研究会でも研究対象となっていた「穴」や「壺」に代表される意識世界の根底にあるものではないかと。(極めれば 母体=子宮 ということになるのですが)
夢の世界に入り込むイベントにみんなが強く惹かれたというのだって、単にアトラクションを楽しむという以上の深層心理が働いていると思うし、だからこそ主人公も恋する相手の青年も、互いの夢の世界の奥底にあるものに初めて踏み込まれた時には強い拒否反応を示していたのだろうと。

スピリチュアルの世界には夢には2種類あるというような言い方をします。現実生活の印象が現れるタイプの「思い癖の夢」と「寝ている間に魂が肉体を離れてあちらの世界に誘われてリフレッシュするための夢」。不規則な生活などで後者の夢が不足すると精神的に不安定になるとか、あちらの世界の知恵の恩恵に授かれなくなる、等々言われています。
そのように考えていくと、寝ている間の夢、あるいは自分の内なる夢の世界が具現化したものである絵画や写真や文章等々の作品の世界、ある時期を過ごしている自分を取り囲んでいる世界・・・・すべての次への再生(甦り)のための「真床覆衾(まどこおぶすま)」といえるのでしょう。

*もうじき元旦を迎えるわけですが初詣だって願い事をするためという以前に、あの聖域である境内に入り込んで、お参りして出てくるという構造自体が「真床覆衾(まどこおぶすま)」だと言えましょう。鳥居という入り口(墓穴) から入り 参道(産道)を通って本殿(お宮)=子宮 に立ち返り、再び 参道(産道)を通って 鳥居から出る (出産)  という流れですから。
祖母の魔法で過去に飛ばされた瞳美さんが本当に戻ることになるのか、違ったラストが用意されているのかは分かりませんが、どちらにしても元の瞳美さんではないことだけは確実に言えますよね。(今回の内容は今回の「青ブタ」との関連も深いと思います)
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