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RELEASE THE SPYCE ☆第五話感想

参考サイト http://anicobin.ldblog.jp/archives/54395899.html

(虚空)

何とかして師匠に迷惑をかけたくない・・・だから人より努力する・・・その気持ちは尊いものですが、やはり度を越してしまうと、かえって師匠や周囲に余計な迷惑をかけてしまうことになる。
でも「成果主義」「競争原理」が横行している現代で生まれ育った若者にとっては、とことん自分を追いつめてしまうか、最初から完全に諦めてしまうか・・・その両極端になってしまいがちなのは無理もないのかもしれませんね。
今回のももさんは、友達が自分の誕生日を祝ってくれる場を最終的には選びました。観ていてホッとしました。「青ブタ」の第五話感想にも関連したことを書いたのですが、どんなに頑張っても「悲壮感」がただよっては、本当の境地に達することも、今もっている力も発揮できません。
あの忍びのグループの中にも息抜きタイムや休日が設けられているというのも、長い間の知恵というか・・・やはりその方がいい結果を生むということなのでしょうから。
あと「師匠に迷惑をかけたくない」というのも、違う見方をすれば「大変失礼な発想」とも言えます。無論、精一杯すれば出来る事を手抜きして迷惑をかけるのは論外です。でも精一杯してもかなわない部分だってあります。
それはきっと師匠だってそれなりの時間を重ねてやっと会得できたこと。初めて間もない新人がちょっとやそっとで辿り着けるものではない・・・それを努力すれば短期間にたどりつける・・・辿りつけなければならない、と考えるのは、師匠に対して失礼なことです。

以前NHKプロフェッショナルで老舗の天ぷら屋に数日間若者が弟子入りするというのがありました。キスの天ぷらをあげさせてもらうのですがうまくいきません。練習を重ねての最終日、師匠に食べてもらおうとするのですが上手くできずに途中で泣き出してしまい中断してしまいます。
それに対しての師匠・・・キスの天ぷらをお客さんに出せるようになるのに、こっちは何十年もかかってるんだ・・・というように笑いながら言葉をかけていたと記憶しています。
マニュアル世代ということも裏目になっているんでしょうね。長年の経験など必要のない手軽な道(ショートカット)が存在しているかのような錯覚。それさえ手に入れられれば何でもできてしまう、という錯覚。
長年の修行で「神の技」とよばれるようになった職人が身近にいた頃の日本では絶対に持ちえなかったような発想です。

師匠のすごい姿に対して「憧れ」を抱き、「目標として日々の精進」というのなら私も奨励します。でもたとえ楽をしようというのではなくて、ももさんのように陰での努力を人一倍積んでいたとしても、今すぐにそうしたレベルに達しないと、師匠や周囲に迷惑をかえてしまうから嫌だ・・・という想いにかられるのは奨励しません。

(諷虹)

相変わらずの空回り回・・・ですが、今回は大きな失敗をしてから気付くのではなく、失敗をする寸前で気付けたのかなと思います。リリスパのような主人公が成長していく物語は、昔のように何十話という尺がとれず、13話・26話で完結させないといけない現代では敬遠されがちです。しかも後半になってくると1つの失敗でも命取りになるような強大な敵や難解なミッションなど、失敗から気付くというストーリーが作れなくなってきます。今回の話のように事前に察して成長するという展開は必須になってくるのかなと思います。
しかし、成長展開がしっかり描かれていた分戦闘シーンは短めかなとも思いました(でも百合要素はしっかり入れてくる)

今期でSAOが4クールあると話題になっていましたが、この動きが広がって昔のようにじっくりと1つの作品を描いてほしいなと思います。
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