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☆「恋する小惑星」から ~「地学的時間イメージ」と「ふるさと」意識

このブログなどの運営側の長期通信障害の影響でただでさえ、昨年末から更新できないでいたブログの更新がさらに長期空白になってしまっていました。

やりとりはだいぶたまっているのですが、とりあえずコンパクトにまとまっている話題として、今期アニメ「恋する小惑星」を通してのやりとりを中心に順次紹介したいと思います。


このアニメ、小惑星をみつけたいという幼い頃からの夢を抱いている二人の女子高生が主人公なのですが、入部した地学部が天文だけではなく、地質分野の先輩たちもいらっしゃるということで、岩石や地層の話題も満載。(というよりは地質の方が目立っている?)

ちなみに私(虚空)は、天文も地質の方も、理科的な知識は子供の頃からスルーでした。天体写真をみたり、綺麗な石を拾って集めたり、なんていうことは小学生の頃からしていましたが。

大人になってからは「天体」や「砂や石」の画像を撮って自己のホームページに載せていた時期もあります。こちらも体調の関係などですっかりやらなくなってしまっていましたが・・・

今回のアニメでそうした古い頃からの虫がうずきだしています。

やりとりでも出てきますが「日常」の現実対応意識とは全く違う時空の流れを持っているのが天文や地質の世界。


そういったイマジネーションの世界を呼び覚ましたい、そしてトランスフォーメーション(意識の転換)を起こし、新たな「世界定めをしたい」という気持ちが私の根底にはあります。
2020,01,24 諷虹宅でのやりとりから
 
恋する小惑星 原作のセリフ (一巻 P89)
『数万年ぶりに表に出てきた化石かもしれないんだから、一体何者なのか見定めてあげたいじゃない』

注)アニメ第二話の放送前のやりとり
第2話「河原の天の川」にてこのセリフが登場・・・このタイトルからも分かるように「日常」と「宇宙感覚」との交錯などが、現在の大きな関心事となっています。
⇒あにこ便で静止画つきで主なセリフや流れが確認できます
http://anicobin.ldblog.jp/archives/56298108.html

諷虹 この前でた星が何万光年離れているというのもそうですけど「時間差」ということについて・・・これがテーマの一つなのかな、って。
この主役二人も、幼い頃の約束をはたすことをずっと思っていて、思いがけずに再会して・・・そういう時間差。


虚空 物理的な意味での時間もあるし、イメージ上の時間もあるよね。「差」を生じさせるものには。


諷虹 ちょうど読んでいるところだったんですけど、地学部の部長が太陽系で一番好きなのは「月」って・・・・
「人間が降り立った一番遠い場所」「でも地球からは一番近い星」

虚空 どうしても今は「おうち」とか「ふるさと」とかの事と自然につながっちゃうんだけどさ。
「ふるさとは遠きにありて思うもの」とかいうのと同時に「原風景」なんていうと最も身近な自分の内側にある、ってなるじゃない。
もっともそのあたりの感覚は駿煌会の若手メンバーが生まれ育った地域の感覚とも違うと思うけどさ。ふるさとイメージの世界のような田舎の真っ只中で暮らしているからね。
辞書的な意味では大都会で生まれても、そこが「ふるさと」ということになるんだろうけど、日本人の原風景の「ふるさと」とはズレてしまうんだろうね。
まあ、これも今の日本人にどの程度あてはまるかは分からないけど・・・・。


ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
「小景異情(その二)」詩集「抒情小曲集」(大正6年9月)


諷虹 東京に来て夢破れた というような・・・・「花の東京」っていう言い方がありますけど、田舎にいるときには東京にあこがれて、東京にでると田舎に帰りたくなる・・・
宇宙飛行士なんていうのもこういう気持ちもあるかもしれないですね・・・猛烈に宇宙に憧れていても、宇宙にでると地球に戻りたくなるような。
宇宙に暮らすとなると人間には無理なんじゃないですかね。


虚空 ガンダムなんていうのはそういう部分もツンツンするのかもね。


諷虹 重力に魂をひかれた人間たち、っていう表現をするんですよね、ガンダムでは。地球に残れるのは上流階級。移民させられるのは下層階級。
宇宙にいった人も地球に帰りたがっている


虚空 宇宙戦艦ヤマトだって有名な主題歌の冒頭は
「さらば、地球よ、旅立つ船は 宇宙戦艦 ヤマト」
だったからね。

そして「必ずここへ 帰ってくると」って・・・。そして沖田艦長は地球を目前にして絶命する。「望郷」なんだよね、ベースにあるのは。


諷虹 アルマゲドンなんかもそうなんですかね、観てはいないんですけど。
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