忍者ブログ

☆「競争原理」の幻想④ ~現代人の目先の価値観は通用しない~

先のやりとりから少し間をおいてのやりとり記録からの虚空発言抜粋です。

アニメ「群れなせ!シートン学園」に登場する生き物の中で、ひときわ異質な存在として登場するのが「ナマケモノ」のミユビ。

いわゆる現代人が考えるような意味での「弱肉強食」「競争原理」からいったら、真っ先に自然淘汰されてしまっていてもおかしくないような存在。

でも、自然界の中ではしっかりと生きている種なんですよね。

上原輝男先生は「世界定めの3つの軸」・・・「時間・空間・人間(ジンカン)」を「意識転換のカギ」としましたが、今期アニメでいえば「恋する小惑星」が主として「時間・空間」について、「群れなせ!シートン学園」が「人間(ジンカン)」(種同士の相互間系)に対しての拡張につながっている内容だと思っています。

補足)このアニメ内ではオスは本来の動物の姿で制服を着用している、メスは少女キャラとして擬人化して描かれている・・・という描き分けがなされています。

☆2020,01,24 諷虹宅④
虚空 「恋する小惑星」で「時間・空間」のスケールが今の人間社会のものとはまるで違う、っていう今日の冒頭の話ともつながっているんだけどさ、「ナマケモノ」の時間スケールとかね・・・それぞれの動物によって違うじゃない。食べ物とか習性を超えてのね。

そうした全く異なる基準の時空の軸でそれぞれの生き物たちが共存している、っていうのが自然界だ、っていういことをきちんと描いているよね。
注)「恋する小惑星」を通しての考察ブログ記事
http://syunkoukai.edoblog.net/Entry/452/ からの4つです

最初は「弱肉強食の精神」っていうフレーズだったから、そういった争いを通してのストーリーになるのかな、って思っていたけど、今のところは異種カップルの話だよね。肉食獣の王者ライオンがインパラの娘に惚れるとか・・・。

異なる座標軸をどう統合させて共存共栄をしていくか・・・っていうのが毎回予想のはるか斜め上をいく展開だから・・・・。
今回の生徒会長の設定にしてもね・・・・。

現代人が考える「弱肉強食」「自然淘汰」ではなくて、藤岡先生の師匠である今西先生の進化論の世界だよ。

今風の考え方でいったら、それこそこのナマケモノのミユビなんて真っ先に滅んでしまうような存在だし、現代社会の発想からしたら「何も生みださない、価値のない存在」ということになってしまう。ほとんど動かないでずっと木の枝にぶらさがって生きているわけだからね。
でもちゃんと自分の生きる領域を持っている。別にナマケモノにどういった存在理由とか価値があるのか、なんて人間が判定しようとするのなんてナンセンスだと思うんだよね。
なんだかさ、今の世の中って、すぐに「何のために?」とか「何かの役にたつの?」とか言い出すよね。で「意味がないような無駄なことならやらない」って。

でもさ、それこそ人類が人類たるゆえんって、生き抜くためだけからいえば必要のないことばかりだろ。アニメだとかネット社会なんてまさにそうじゃない。だって人類の歴史の中でそういったものが登場したのなんて本当につい最近のこと・・・そんなものがない時間の方がとんでもなく長かったわけだよね。

無駄なことが精神も発達させた・・・だからそんなにめくじらたてて、何の役に立つのか なんて考えない方がいいのかもしれないよ。純粋経験の観点からいっても。

それとさ、この前も話したけど東日本大震災で東北のあちこちでライフラインがとまってしまっていても、年配者なんかが特に動じなかったって・・・・「昔の生活に戻っただけ」って言いきっていた。
それに近い感覚は自分の中にもあるよ。特に昭和後期からものすごく世の中が変化したけど、そうした変化する前にもそれなりに生活していた経験はあるから。
だから「そんな生活なんて考えられない」っていうようには思わないよね。だってちゃんと生活していたんだから。

そういう意味では「絶対に必要」なんて信じて疑わないものだって、怪しいものなんだからさ。
補足)このやりとりの後で放送された運動会のエピソード
まともに動けるわけでもないナマケモノが、少しでもみんなの役に立ちたいと考えて、群れ対抗の運動会で頑張る内容。ミユビが所属しているのは人間を含めて異種の集まっている「料理部」。
ナマケモノはそれなりに泳げるということを生かしたエピソードを、映画「ロッキー」風に描いています。
5 運動会
http://anicobin.ldblog.jp/archives/56400989.html
PR