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☆「道」と「自然(じねん)」② 諷虹・虚空やりとり-1「空と自由」に関する歌あれこれ  2019年2月8日

現在放送中の深夜アニメ 「荒野のコトブキ飛行隊」の話題から (監督は ガルパン イカ娘 などの水島努)

諷虹 今回の冒頭・・・「でも、隼でこんなに長距離を飛ぶのは久し振りだもの。ああやって好き勝手に飛び回って、時々は思い出さないと。空は青くて自由で…そんな自由な空だから、私たちは飛べるってこと」・・・同じ何もないでも下界は荒野じゃないですか。
その対比が・・・
虚空 これってキリスト教とかの世界観に通じるかもね。山折哲雄さん(宗教学者)が言ってた、砂漠の国から発祥した宗教と、日本のような四季折々の自然に恵まれたところから発祥した宗教。荒野ばかりの土地だと、神の国は地上には見いだせないから天のかなたになってしまうけど、日本は身近なところにいくらでも神の国を感じられる場所がある、って。だから八百万の神々とか、あちこりに聖域があるとか・・・。
まだこのアニメの設定はきちんと明かされていないけど、第一話にちょこっと出てきたセリフ

《その昔、世界の底が抜けて…そこから色々なものが降ってきた。良いものも悪いものも…美しいものも汚いものも…色々なものがあった。そして今――再び世界は閉じられて、あたしたちは…色々なものを失いながら…生きている》

から考えるとどういう世界構造なんだろうね。世界の底がぬけて降ってきた、っていうんだからこの荒野の世界は下にあるわけだろ?じゃあ、この底が抜けた「世界」ってどの世界???
諷虹 パンドラの箱の考え方・・・しかしパンドラの箱とかラプラスの悪魔・・・よく分からないけど、どうしてか知らないけど意識にひっかかっているのはどうしてなんでしょうね。
虚空 このまま受け止めると、上空かなたに別世界があって、下に彼女たちの住む荒野の世界があって・・・・「自由な大空」っていうのはその二つの世界の間にある「境界領域」っていうことにならない?
諷虹 天空の城ラピュタ・・・・。あとそれに近い設定の何かがあった気がして・・・・(検索)「クロノトリガー」でした。浮遊大陸と極寒の地上とが二分されていて・・。

これに限らず「高天原」とかもそうですよね。あと「イカロス」とかが空から落ちてくる(ギリシャ神話 太陽に近づきすぎて蝋が溶け、翼がとれてしまい海に落下、死亡)

みんなの歌にもありましたよね・・・イカロスを歌ったのが・・・
⇒みんなの歌『勇気一つを友にして』 
https://www.youtube.com/watch?v=xQ930Dqyx4w
昔ギリシャのイカロスは
ロウでかためた鳥の羽根(はね)
両手に持って飛びたった
雲より高くまだ遠く
勇気一つを友にして
丘はぐんぐん遠ざかり
下に広がる青い海
両手の羽根をはばたかせ
太陽めざし飛んで行く
勇気一つを友にして
赤く燃(も)えたつ太陽に
ロウでかためた鳥の羽根
みるみるとけて舞い散った
翼(つばさ)奪(うば)われイカロスは
墜(お)ちて生命(いのち)を失った
だけどぼくらはイカロスの
鉄の勇気をうけついで
明日(あした)へ向かい飛びたった
ぼくらは強く生きて行く
勇気一つを友にして
虚空 イカロスのように果敢に攻めろ?
諷虹 無茶しすぎるなよ
虚空 無茶を奨励してるんじゃない?
諷虹 これだと地上は海になっていて・・・死んだにしてもちょいマシになってますね。
荒野のコトブキ飛行隊は、水と真逆の荒野って設定なんだなって、改めて・・・
歌つながりでいうと『翼をください』なんてはどうですかね。
虚空 今や新劇場版エヴァンゲリオンの劇中歌っていうイメージだね。
エヴァンゲリオン新劇場版 林原めぐみ https://www.youtube.com/watch?v=Upk5rWX9Pok
(『翼をください』歌詞検索)
いま私の 願いごとが
かなうならば 翼(つばさ)がほしい
この背中に 鳥のように
白い翼 つけてください
この大空に 翼をひろげ
飛んで行(ゆ)きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい
いま富とか 名誉ならば
いらないけれど 翼がほしい
子供の時 夢見たこと
今も同じ 夢に見ている
この大空に 翼をひろげ
飛んで行きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい
諷虹 「悲しみのない自由な空」って誰が決めたんですかね。
空戦ものだと、「オヤジや恋人が死んでいった空」っていうのがあるじゃないですか。
虚空 「ちいちゃんのかげおくり」でもそうだね。かげおくりをして遊んでいた空は空襲が激化して怖い場所になった、っていうような描写が確かあった。
諷虹 空は理想郷と隣あわせっていうイメージありますよね。地上は地獄とか。

この歌って受け止めようによっては「自殺志願者」の歌のようにも受け止めることができますよね。『今日の日はさようなら』にしても林原めぐみが歌っていた力ってすごいものがありますよね。
自由な世界へ・・・
エヴァンゲリオン新劇場版 林原めぐみ https://www.youtube.com/watch?v=1ZL2v30Pq5k
『今日の日はさようなら』歌詞検索
いつまでも絶えることなく
友だちでいよう
明日の日を夢見て
希望の道を
空を飛ぶ鳥のように
自由に生きる
今日の日はさようなら
またあう日まで
信じあうよろこびを
大切にしよう
今日の日はさようなら
またあう日まで
またあう日まで
虚空 別世界への強烈な憧れがあって、この世から離脱したい願望の歌・・・確かにそういう風にきこえてくるね。林原さんの雰囲気は。
諷虹 この歌が流れるところ・・・ダミープラグを使う・・・父親との決別を象徴するシーンじゃないですか。もうエヴァに乗らないって駄々っ子のようになる場面。
この前話題になっていた「覚醒」の場面・・・エヴァの暴走と本来の姿を現した。起承転結の起にあたるところですよね。
こうやってみてみると「空を飛ぶ鳥のように」って出てくるんですね。
虚空 最初に戻ったね。
諷虹 自由の象徴ですよね。進撃の巨人での「調査兵団」のマーク・・・「自由な翼」と呼ばれている・・・
あの壁の中は鳥かごみたいな発想ですものね。
虚空 昔浜崎あゆみのWhat ever プロモの中で最後に天使が鳥かごに閉じ込められているのは、誰が閉じ込めたのか、って中学生たちに聞いたんだけど、「社会」とかっていうのと「自分の心」っていうのと両方あったよ。
*中3の時のコバルトブルー君も混じっての発言
タカピー「これはね、あれだね、鉄条網と檻っていうのは周りにいる人達か自分に期待することのプレッシャーで自分がそれに壁を作っているような感じで・・・」

コバルト「これはもう心の中に閉じた悲しい思い出・・・。もう二度と出したくないようにぐるぐるまきにしている。・・・いや違う、わかった!檻の中にいるのは本当の自分で、この檻の外にいるのはただ人の言う通りに動いている」

ムラ仙人「この中にいるのは閉ざされた自分で、有刺鉄線とかは傷」

虚空「有刺鉄線とかは誰が用意したの?」

コバルト「自分の心!」
あの頃の浜崎あゆみの歌ってさ、ねこ娘さんに紹介されて初めて知って・・・プロモとかも録画して随分と集めたんだけど、どっかいっちゃって・・・。
でもあの世の中に大ブレークして、自分の実態がみえなくなってグチャグチャになっていた頃の浜崎あゆみのプロモとか、コンサートの演出とかはイメージ世界として興味深かったから・・・。まあ見つかってもビデオテープだからもうカビだらけで再生できないかもしれないけどね。 
諷虹 (駅伝アニメから)縛られずに自分の意思で自由に遠くまで走る・・・っていうセリフがあるんですが、今日の自由に飛ぶという話につながるかな、って。
虚空 自分の受け止め方はちょっとひねくれちゃって・・・あのこのはな綺譚8巻の人間生まれ変わりを拒否する娘の話・・・「鳥に生まれ変わりたい」っていうシミュレーションが全然期待通りでなかった場面・・・最初から飛べる鳥はいない、って言われてさ・・。あそこを思い出した。

自由っていうのは「楽」を簡単にゲットできるということじゃないよね。自分の意思が自由。その上で誰からの強制でもなく厳しい練習を自ら行うという意味なのに、現代人はどこか勘違いしてるかもね。自由に好き勝手していれば自分らしい人生が送れる・・・誰も俺の好き勝手を邪魔するな、とばかりになって結局は無法者になってしまっている。

そこがこの駅伝アニメキャラは違うんだ、ってちゃんと意識して観てればいいんだけどね。
うっかりすると「誰にも縛られない」という自分に都合のいいところだけしか意識にひっかけないで、「あのアニメでもそう言っていた!」と自分を正当化する理由に使ってしまう。
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