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☆『ゲーム作家の教育力』として「心の音を食われて心が動かなくなる」という内容のゲーム 

2019年3月17日  諷虹・虚空②
ここで諷虹君があるゲームのことを紹介。
先に行われた児言態50周年の公開授業テーマとも密接に関連するような内容と感じ、いろいろと彼からゲームの内容について教えてもらいました。

駿煌会のやりとりは今風のアニメの話題が中心で、アニメを知らない方々からは何を話しているのか全く理解できないという声をよく頂きます。その点に関しては本当に心苦しい限りです。
実際に私も先生が調査旅行から帰ってきて「曽我兄弟についてこういうことが分かった」と嬉しそうに語っていても「曽我兄弟って何もの?」という感じでした。「心意伝承の研究」や「かぶき十話」などでそもそも知らない芝居を例にとりあげられているとさっぱり。
皆さんもそういった感じになっているんだろうなというのは容易に想像できます。

それでも直接アニメやゲームの内容から「こういうことがいえるかな」という感じでまとめている部分だけでも目を通して頂けると、何か通じてくれるのではないかとは思っています。

実際に諷虹君がとりあげるアニメは私が未見であることは結構あります。また諷虹君とコバルトブルー君が少年漫画などについてやりとりしている時にはほとんど内容は分かりません。
でも「分からない」ということを逆に強みとして、知っている人とは違う切り込みを、という感じで話に加わろうとしています。
また他のメンバーもそうです。基本的に諷虹・虚空の二人が観ているアニメは他のメンバーは観ていません。

だからこそ、観ている二人が思いもよらないような観点での意見にハッとさせられることが多々あります。

今回話題になったゲームも、やはり上原先生の「テレビ作家の教育力」と通じる部分・・・「ゲーム作家の教育力」と言えます。
このゲームを楽しんでいる人たちは、いつのまにか「感情」「共振・共鳴」について新たな観点を添加しているんだと思いますから。  

諷虹 ノリと勢いっていうのは多分あるんですよね。
「黒猫のウィズ」の最新のイベント・・・ごくごく簡単にいうと、振幅とかの言葉が出てくるんですよ。「心の音色」って呼ばれているんですけど。それを共振しあうことで高め合う・・・。

虚空 これはアニメとかじゃなくてゲームなんでしょ?

諷虹 そうなんですよ。
PV https://www.youtube.com/watch?v=XCMshcu8ol0

諷虹 日本が舞台になっているというのも、河童や唐傘お化けなんかの妖怪も妖精っていう設定になっていて、東京がそういったものが大量に存在する特異点になっている

虚空 「この フェアリーコードが聞こえるの? っていうセリフなんだけど・・・っこれが聞こえるかどうかが犠牲論でいう「資格者」っていうことなのかね???
なのはがユーノ君の声を聞けたということから魔法資質の発動につながってああいった運命に突き進んでいったみたいな・・・。セーラームーンもルナとコンタクトがとれたということで上原先生流の犠牲者。まどマギもね。

ゲームの本編動画(ファンの編集)⇒https://www.youtube.com/watch?v=DRb5AWmcGtA

諷虹 こうして見ると序盤の展開は魔法少女もののテンプレみたいな部分はありますね。
いったんやられると元の妖精に戻れるんですけど、行き過ぎると元には戻れない、悪魔になってしまう。そうならないように主人公が頑張る。まどマギの魔女のようなものですかね。絶望をためすぎると魔女になってしまう、というような。

虚空 自分なんかはもう手遅れかもね。もうとっくに臨界点を突破してる自覚はある。
音色のことだけど、自分勝手な人間って、周囲の声なき声を敢えてキャッチしようとしない。鈍感であればあるほど、他人がどんなに苦しんでも罪の意識を感じないで踏み台にできるから。
本編『妖精は人間の倫理や論理は関係ない。憎いという気持ちが高ぶれば命を奪うことだってざらにある。』

虚空 自分勝手な人間の場合は「自分の都合よく動かない人間は役立たずな邪魔者」っていう受け止め方・・・役立たずだから人生や命を奪うことだって平気・・・っていうことだよね。
本編『好きという気持ちが他のすべてをかき消している』

虚空 これはどういうこと?

諷虹 歪んだ愛憎の昼ドラ・・・ストーカーの身勝手な論理。

虚空 ファンだからっていうのがあったじゃない

諷虹 逆に殺しちゃう

虚空 親愛と殺戮の関係だよね・・・ちょうどゆうべ、折口先生がそれに言及している論文をみていたんだけど・・・。
(「髯籠の話」の話 本文 https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18393_22337.html
5節にその文がある)

本編『あたしたち妖精はみんな音から生まれた存在だから。』

虚空 音=波 って考えれば人間も現象世界のすべても波から生まれているよね。素粒子とかひも理論とか

諷虹 このゲームの世界は海から生まれたというようなことに近いかな。音がすべてを支配している世界。
妖精に音を奪われて一切の感情を失っている娘、なんていうのも出てきます。
クラスメートも感情を失っているとか・・・心の音を食われて心が動かなくなっている。妖精のイタズラで。

本編『犯人をみつけて音を取り戻そう。』
リレイがギターを弾くようになった件(書き起こし)
ーー小さいころ、リレイは悩んでいた
フェアリーコードーー”場に流れる旋律”が聞こえるのだと友達に言っても、そんなわけがないと馬鹿にされ、笑われていたせいで。
嘘つき。
人気者になりたくて調子に乗ってる。
頭おかしいんじゃないの?
そんな風に言われ、落ち込み、泣きながら父に相談すると、父は笑顔でこう言った。
タケル(父)「お前の言う音は、俺にも聞こえない。たぶん、他のみんなにも。
でも、その音は、きっと確かにあるはずなんだ。
人の気持ちは、音色なんだ。俺なんか、それを形にしたくってギターを弾いているようなもんさ。
すどいことだぞ、リレイ。俺が苦労して再現しようとしている音色が、お前にはばっちり聞こえているんだから。マジで羨ましい。
もちろん、お前の心だって音を奏でている。周囲の音なんて気にすることないさ。うまく合わせて、ノリこなしちまえ。」
そして、ギターの弾き方を教えてくれた。自分の心に流れる音を表現する方法を。
周囲の音に相乗りし、乗りこなす方法を。
以来、リレイはそれで悩むことはなくなった
人の心や場の音色が聞こえてくることを長所と捉え、人の気持ちや場の状況に、”乗って”、”うまいことやっていく”すべを見出した

虚空 さっきの親戚のことを世界定めと結び付けていくとさ、自分の意識世界の中では他人の無念な感情とかが全てないことになっているわけだよね。知らんぷりをして。絶対キャッチしようとしない。我が侭を貫くのに罪の意識なんてちょっとでも感じたら邪魔になるから。

それがこのゲームでいう「妖精が音を食う」っていうことに置き換えられるんじゃないかね。音を食ってしまったから、あの親戚の頭の中では周囲の人間は何の感情も持たないで自分の都合のいい道具と成り切れている。実際には負の感情がますます増大しているのに。
全く身勝手で都合のいい「世界定め」。
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