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☆ダンデリオンツイッター 「令和」は「霊和」より④ 「霊的存在への昇華」と「ベクトルの外積」

2019年5月10日 諷虹宅-2です。

ダンデリオンツイッター記事の中の、特にこの部分に関してのやりとりになりました。「うらら迷路帖」の主人公「千矢」の名の由来から「ベクトル」ということが連想され、また天に昇華していく、という記事内容から、諷虹君が「ベクトルの外積」という概念を持ち出してきました。

ベクトルの内積は高校で習った方々も多いと思いますが、外積っていうのはたぶん習っていないと思います。簡単な例が、中学校の理科で「電流」「磁界」「受ける力」の関係を90度に直交する矢印で習ったと思いますが・・・あれです。

理科的な部分が苦手だったら、そこは読み飛ばしても結構ですが、そこから得た二人の仮説などは是非お読みください。

(ダンデリオンツイッター記事後半)
結論から言うと、やはり「霊和(れいわ)」なのです。

繰り返しますがこの序文は、大宰(だざいの)帥(そち)大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅に集まって宴会を開いたときに梅の花に関する歌を詠みあった話、とされています。のどかでのんきな場面と思われるかもしれませんが、おそらくそうではありません。武将としての功績もあった大伴旅人は、その武威を警戒されて、大和(今の奈良県)から遠く隔たった筑前国(今の福岡県)の大宰府の長官として、老年に至るまで中央政界からは遠ざけられます。藤原氏を中心とした、物部氏や蘇我氏のグループによる陰謀です。こうしてその旅人を中心として形成されたサロンは、『老子』の影響も受けた反権力、反政府の気概に満ちたものだったのです。



命あるものの全てが、その生命の輝きを発揮し始めるのが春です。そしてどんなに厳寒の中に在っても、その春の気を真っ先に感じ取って花咲(はなひら)く霊木が、梅です。


梅の開花に呼応して、雲がこの世の自然界を覆い、そうした霊気の中で、旅人たちもこの世の秩序から逸脱して霊的な存在へと昇華してゆく。



一個の人間としてのちっぽけな輪郭が熔解して、宇宙そのものと共鳴一体となる。人間界の言葉を忘れ、この小さな身体を雲散霧消させようという境地は、確かに老子荘子の「道・徳」原理に通じると同時に、一切の権威・権力から自由であろうとする宣言でもあります。


虚空 この部分がさ、特にひっかかってて・・・自分のここ数十年の恨みとの関係もあるんだけど・・・ここから今日来る時の車の中で考えていたことがあって・・・で、着いたら「うらら迷路帖」のこの話で・・・・。あとは確率とかベクトルのこともね・・・


諷虹 いつもよりピンとはきていないんですけど・・・何でしょうね・・・一番しっくりくるのがかぐや姫の部分で、あんだけおいおいと泣いていたかぐや姫が薬を飲んだ瞬間に人間的な感情を失って・・・キュゥべえ的に言えば感情エネルギーが一気に解放されて別のものに置き換わったわけですよね。

そこでさっきの(科学雑誌 ベクトル特集記事の外積)内積って射影じゃないですか。自分達の、人間界の尺度におろして考える・・・下ろして観測する。虚軸の世界を無理やり実軸におろしている感じ。


で一方外積って、同じ平面上にある二つのベクトルから全く別方向にベクトルが生まれるわけですよね。この二つを実軸・・・実世界・・・とすると、それとは違う方向を向く。並行なベクトルの外積はゼロ。別方向を向いている方が新たなベクトルが生まれる。
(外積=二つのベクトルの両方に垂直なベクトル・・・簡単な例 フレミングの左手の法則)


虚空 そうするとさ、この垂直方向が霊界とか天界への矢印っていうことになる?
さっきの千矢の名前の由来から考えてみるのも面白そう。


諷虹 (フレミング)これも電場と磁場・・・場と場の積から力のベクトルが生まれてくる。
霊界とか霊和・・・これは和でなくて積ですけど・・・実軸方向のベクトルではないんだと思います。


虚空 ここから何を思いうかべたかっていうとね、まどマギの最終回。あのドロドロした状況の中でまどかの存在の相転移・・・円環の理として昇華された。

あの場面がね、何だかこの記事の内容とつながってさ。さらに言えば、あの呪われた気持ちで魔女化してしまったさやかだって、相転移・・・。歴史上すべての魔法少女の絶望が相転移したのも、まどかが「霊和」したから、っていうようなね。

で、ここに来て読んだうらら迷路帖でも、千矢が一番占という一般には見えないあの町の秘密のコアの嫁となる。そしてさ、両親が消えていく・・・消えていくけど、千矢は全く違う境地に達して、ある種の幸福感を得ている・・・そんなところがね。


諷虹 電磁波の模式図・・・右脳でとらえると面白いと思うんですが、二重螺旋構造にもみえるよな、って。電気と磁気が常に直交している。実軸と虚軸に近いですかね・・・直交しているものの内積はゼロなんですね。内積的に見ると磁気の世界には電気の世界は関知されていない、電気の世界には磁気が感知されていない・・・でも外積という見方では関係がみえてくる。
http://sekigin.jp/science/phys/gallery_phys/050301.jpg

外積についての簡単な解説サイト
https://mathwords.net/gaiseki




虚空 真逆のベクトル同士だと???


諷虹 内積はマイナスになると思うんですけど・・。(+1、0)と(-1、0)だから-1ですが・・・外積はゼロ。そうすると90度の時に最高値になって・・・90度違う・・・真逆というよりは、全然違う方向を向いている場合に最高値になる。


虚空 それこそさ、真逆だったら関連性は簡単なんだよね。

全く関係なさそうな二つの世界を結び付けることが「類化性能」ということからすれば、類化性能が発揮されることが異界への扉も開く。それこそ人知を超えた類化性能が「宇宙そのものとの共鳴一体となる」っていう感じかな


諷虹 今季アニメでいえば異世界カルテット・・・・「このすば」の軸と「オーバーロード・幼女戦記」の軸との関係が90度の関係なのかな、って。


虚空 まどマギだとどう思う?


諷虹 例えばマミさんとか杏子とかさやかの向いている方向と、ほむらの向いている方向って絶対違う方向ですよね。「魔女を狩る、狩らない」とか「人のため、自分の為」とかだったら真逆の関係ですけど、ほむらがみているのは「まどかのため」という別方向。加えて言うと、キュゥべえは「宇宙のため」と言うベクトルでみていたわけじゃないですか。10話11話では、まどかがそれぞれのベクトルを加味して判断した・・・これも立派な外積。

さっきの千矢もいろいろな可能性を観ての決断。


虚空 「あれかこれか」ではなくて「あれもこれも」っていうのは、単に二者択一じゃないんだよね。それ以外にも無限の方向・・・ベクトルが存在するっていう発想。


諷虹 ほとんど機能していませんが一応、国会もその仕組みになってますよね。本当はいろいろな立場の政党があった筈なのに、今は与党と真逆というばかりの存在に・・・・


虚空 だからさ、権力者とか、権威主義の人たちがすぐに持ち出して迫ってくる「イエスかノーか」っていう二者択一っていうのは危険だし、何も昇華していかない。何も生みださない。しかもさ、実軸に投影されるのが内積、っていうことで例えれば「マイナス」しか生みださない、っていうことだよね。


諷虹 この90度っていうのがね・・・「1」と「虚数単位 i 」の関係だって90度じゃないですか。慣用句でも180度考え方が違う、っていうのはありますが「90度考え方が違う」っていうのはないですよね。


虚空 この前も話題になった「愛情の反対は憎しみではなく無関心」


諷虹 愛情と憎しみと無関心のベクトルってどういう角度で混じわっているんでしょうね・・・。反対っていうからには真逆だからゼロなんでしょうけど
虚空 そのこととさ、さっきちょっと出てきたかぐや姫が地球の記憶を失うとか、人間の感情を失う、っていう関係もね。


ダンデリオンツイッター記事
同時に、これより後世の平安時代に成立した「竹取物語(かぐや姫の物語)」の元型がここにあったのだと思わされますこの梅の花三十二首のあと、関連する歌が挙げられますが、「故郷を思う歌」二首が、「雲に飛ぶ薬」をテーマにしています。この仙薬(霊薬)は、服用することで「雲に飛ぶ」だけでなく、變(お)若ちる、すなわち若返り不老長生するというのです。

「竹取物語」のラストシーン、かぐや姫が不老長寿の薬を天皇にプレゼントし、自分は月世界へと飛翔する仙薬を喫(の)んで、地球界でのことをすべて忘れてしまうという場面に、見事に受け継がれていたのだと気付かされました。反権力とは、既存の権力体制を否定することではなく、その権力体制を包摂する宇宙になること、すなわち「霊和」というダイナミズムなのでしょう。


諷虹 考えて観れば月に帰るっていうのは縦の移動じゃないですか。異国とか海の向こうとかだと平行移動だけど・・・


虚空 そこに不老不死とか記憶喪失になるとか・・・。


記憶だって、寿命だって現世での大きな価値観だけど・・・だから老後に認知症になるのかどうかをみんな問題にしている。でもうちのじいちゃんが入院した時の急速な認知症もそうだったけど、ボケるから現実の絶望感に押しつぶされないで済む、っていう側面は感じたからね。だからボケるっていうのはもしかしたら、摂理なのかもしれない、って。


ちいちゃんのかげおくりのクライマックスだってね・・・現実と別の意識世界になるという機能が人間のイマジネーションとして備わっているから、昇華モードになれた。


それがさ、円環の理になれたまどかの表情と妙につながるんだよね。


ほむら以外の記憶からはみんな消えてしまうし、円環の理として時空を越えた存在になる・・・形態は違うけど、不老不死の一種じゃない。



諷虹 あれはどうですかね・・・人類補完計画。ネルフは使徒の殲滅とかゼーレのシナリオとか、ゲンドウがユイを甦らせたいとかというように全然違う方向。シンジはシンジの方向性ですよね。それぞれ真逆とは違う向き。それぞれの思惑っていうやつですよね。
で、最終的にみんなLCLに還元される。


虚空 個人ラインの方なんだけどさ、ヒマワリフクロウさんがこんなコメントしていた。

ヒマワリ
近いだけの血の繋がりを親族と言うのは薄っぺらいもののようですね、ダンデリオンのお話にあった「コミュニケーション能力」みたいな薄っぺらさ。子育てや介護みたいに家族だからこそ辛いものは、血の繋がりのない他者の方がよっぽど素直になれたりするし。
それこそ他者が自然や宇宙にまで繋がって、共鳴が起きたり…みたいなことを今回のダンデリオンのお話そんな感じに捉えてます。
LCLのスープになる感じ。


諷虹 これは血のつながりがあると似たような方向になっちゃうとかで平行なベクトルの場合になるのかな・・・外積はゼロ



虚空 親族同士の骨肉の争いなんていうのは真逆の対立になる。これも平行は平行だからゼロ・・・お互いに自滅っていうことだね。



諷虹 「東京に出てミュージシャンになるんだ!」って父親の反対を押し切ってっていうのも、父親とは真逆のベクトルを目指そうと・・・対比を無理やり真逆の方、真逆の方って・・・


虚空 二者択一のままでの平行線では、それこそ話し合いは平行線で終わりました・・・だよね。


諷虹 フトね、さっき「君の名は。」のことを出したからなのかもしれないですが、前半の三葉のね、東京に憧れる様子と、村から出ない生活をというクラスメートとのやりとり・・・その後に瀧君の体での東京の生活になるわけじゃないですか。生活スタイルの違い。性別が180度違うってだけじゃなくて、村と都会も180度違う。


虚空 これって性別真逆っていう要素と、生活空間真逆っていう要素が同時にからむわけじゃない。こんな複数のベクトルのってないの?


諷虹 ベクトル三重積っていうのがありますね。結合法則が成り立たないっていうのは面白いですね。交換則も成り立たない。


「君の名は。」の場合は、単純に真逆というよりは「田舎育ちの女性」とか「都会育ちの男性」がそれぞれ肉体が入れ替わっていることから「女性らしい男性」「クラスの女子から憧れの目でみられるような男っぽい女性」っていうことで180度とは違いますよね。


虚空 そこが現実生活での妙だね。
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