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☆上原先生「テレビ作家の教育力」発言から 「アンパンマン」にみる「死と再生」

幼児向けの人気番組を通して何というやりとりをしているのかと、批判されそうですが、大真面目です。

これまでの集大成であるような相当濃いやりとりが続きます。

このブログ内に画像は載せていませんが、実際にはネット検索した地方の古びた火葬場の画像とジャムおじさんの工場との見比べたりしながらやりとりしています。
参考までに、原作者が絵本のあとがきに書いた言葉を一部紹介します。
『それいけ!アアンパンマン』(1975年初版)
・・・アンパンマンはじぶんのかおをたべさせることによって、いろんなひとをたすけます。
そのとき、アンパンマンはなくなりますが、アンパンマンのいのちは、たべさせることによっていきるのです。
だから、アンパンマンはなんどでもいきかえってきます。・・・・
また「人類は衰退しました」というあまり知名度は高くないアニメを通してのやりとりが後半はなされていますが、「知らないアニメだから」と敬遠なさらずに読んで頂けるとありがたいです。
2019年 3月 9日 諷虹宅 諷虹・虚空
中学生である50円玉君宅でアンパンマンの第一話でやった話。
また、アンパンマンの絵本「あんぱんまん」(傑作選 1979年 初版はさらに前?)で顔がすっかりなくなったあんぱんまんが工場にもどる場面で夕立になり稲妻光る中、えんとつの中へ墜落・・・という場面から「稲妻」の語源や、農耕神が「死神の元型」という話などをする。死神は不吉な神ではなく、本来は新たな再生への準備を整える神。
アンパンマン第一話動画

*やりとりの冒頭、諷虹君が中古のブルーレイで「人類は衰退しました」のを2枚購入したという話題
*アンパンマン 第一話視聴

諷虹 思っていたよりもバイキンマンってアンチが少なそうというか単純に好感も持てるような・・・努力の人だな、って。孤高でありながら技術も持っている。飛べないから自分でちゃんと機会も作り・・・
アンパンマンは才能とか環境とか・・・
この前完結した漫画で闇金ウシジマくんっていうのがあるんですけど、主人公が闇金を営んでいるアウトローで、みんなの感想を読んでなるほどと思ったのが、環境がよかったら善人になったんだろう、っていうのがあって・・・。途中で親友がいるんですけど家は裕福でもウシジマ君を対等に相手にしていた・・・それは本質を見極めていたんじゃないかって・・。それを今バイキンマンをみてね・・・・

虚空 やなせさん自身がバイキンマンはすごいアイデアだったって自負してるんだけど、決して亡き者にはならない。しない。アンパンマンはバイキンマンを葬り去らない。そして陰ながらの努力をして再びアンパンマンに挑戦してくる

諷虹 あそこまで「覚えてろ」っていうのが似合うキャラはいない

虚空 昔のアニメだと「来週こそは」って終わるのが定番っていうのが結構あったけど今みたいに12話で最終回だとそれもね・・・

諷虹 アンパンマンもバイキンマンも宇宙からやってきてるというのがキーポイントなのかな、って。昔の人って「彗星」が病原菌とか死を運んでくるって本気で信じていたところがあるじゃないですか。

虚空 EDで沢山の流れ星が出てきてパッとアンパンマンの顔になるじゃない。

諷虹 それからバイキンマンになりますよね。
 あとは太陽の光が恵みであり、強烈すぎると滅びもという両面。

虚空 紫外線の問題もそうだけど、太陽風が面白いよね。あれは人体とかには極めて有害だけど、でもあれによって大宇宙から太陽系に飛び込んでくるさらに有害な宇宙線っていうもののバリアになっている、って。まさに毒をもって毒を制す。

諷虹 宇宙の善と悪の混沌・・・光と闇の・・・。
ついでになんですけど、昨日話題にしていた劇場版なのはのパンフレットの詩のような部分をずっと抜き書きしていたんですけど・・・「翼」とか「羽ばたき」「風」というように「飛ぶ」ということに関してのがね。

StrikerSでの「空戦魔導士」っていうのもふまえての事だと思うんですけど(劇場版は3期StrikerSの制作後)空を飛ぶことの特異性・特殊性。
それをふまえた上でザっとみていくと・・・

虚空 ソルティさんがジュエルシードの色で他にどんな色があるのか、「虹色」とかあるのか、っていって「諷虹 残念ながらすべて同じ色・同じ形をしています」って答えていたのは、たしかにそれはそうなんだけど、今こうしてみると、ジュエルシードに限定しなければ他の色の宝石が出てくるよね。

諷虹 デバイスのコアが宝石っぽいですよね。宝石やデバイスにかぎらなければさらにこの文の中でも「色情報」は沢山ありますね。StrikerSとかは置いておいてこのパンフだけで拾い上げると・・・

・真紅の宝石に灯る光。
・猛り荒ぶる黒の脅威。
・暖かな桜色の風。
・金の髪を靡かせた、少女の悲しみ。
・茜色の空の下、
・黒衣の蒼光、白銀の翼
・夜明けの空に 描き出す虹
ここにそれこそデバイスのコアの色とかを加えると・・・

虚空 ジュエルシードが青い宝石。なのはのレイジングハートが真紅の宝石。
で、フェイトのバルディッシュが黄色・・・これって色の三原色になってるんだね。
今気が付いたんだけどさ。
このあたり、ソルティさんがこの前「いろいろな色があったとしたら」っていうことで書きかけたことがどうつながっていくかね。


虚空 以前社会人クラスでアンパンマンをやった時に先ず出てきたのが「受精イメージ」だったんだよ。今日50円玉君も前回の崖の上のポニョと結び付けて「流れ星が精子?」って言っていたんだけどさ・・・。そうすると窯の中に入れたパンのもとが卵子。ジャムおじさんのパン工場とかパン焼き窯が子宮。煙突が子宮口。だからあの画面をさかさまにすると人体に構造がみえてくる、って。

今日新たにっていうのは、流れ星シーンの前にジャムおじさん「星のささやきがきこえそう」とかね。でそのあと銀河の渦のような描写があって、流れ星とかが旋回運動をしながら飛び出してくる。そして地球めがけて飛んできて、煙突に飛び込む。・・・(この場面についてはまた後で語られる)

諷虹 なのはシリーズと星の関係性っていうのが・・・・スターライトブレイカーは勿論のこと、リリカルなのはっていうロゴにも☆マーク。「星の光の名のもとに」とかね。
ムーンライトではなくてスターライト。反射光じゃなくて直射光。いろいろな星の光を集めて一気に収束させて撃つ

虚空 よくは分からないけど、この前話に出ていた「元気玉」とも通じるかもね

諷虹 打っていながら思ったんですが
『触れあう事はできなくてもぶつけあうことはできるから。
まっすぐに向かい合えるのならきっと伝えあえるから。』
まさにこれって昭和じゃないですか。河原でなぐりあって・・・

虚空 殺し合いじゃないんだよね。「火事と喧嘩は江戸の華」

諷虹 昨日ヒマワリさんが原画のやつをみながら、なのはとアリサもぶつかりあって親友同士になっている。今の友人関係って本気でぶつかりあって、それでも友達っていうのがどのくらいあるのかな、って。一回衝突したらそれまで、って。修復は面倒くさいって。

虚空 修復できないと思っているのか、一度ぶつかったら「永遠の敵」と思ってしまうのか・・・裏切られた、っていう感覚になりそう

諷虹 なのはシリーズなんてぶつかりあいから深い仲間どうしになっていく。
アンパンマンとバイキンマンも仲間ではないですけど、絆はありますよね。

虚空 それが第二のポイントになるかもしれないんだけど・・・「相反するもの」・・・アンパンマンの描写に即して考えると「死と再生」「甦り」「再起動」・・・・

アンパンマンがその回のタイトルが出る時に、窯の中から飛び出してくる・・・再生をやっているようにみえる。実際にジャムおじさんがアンパンマンの頭を常に再生しているだろ。

さっき改めて観て素朴な疑問で、誕生会の場面・・・ろうそくの火を吹き消した直後に、プレゼントとして新しい頭を付け替えてもらってた。じゃあろうそくを吹き消した頭はどこにいってどうなったんだろう・・・とかね。

出てくるアンパンマンはグレードアップしたのが出てくる。バイキンマンだって人知れずトレーニングとかの努力をしてアップグレードして今週も登場するわけだよね。

アンパンマンって案外あっさりと一度はバイキンマンにやれれてる。でもそれによってのグレードアップっていうのは、いつも出てくるライバル同士の正常な関係


諷虹 コトブキ飛行隊とかで空母から飛行機が出撃したり戻るっていうのもね。あとガルパンの学園艦っていう設定もね。空母と言う船。

虚空 「空母」っていうくらいだから「母」。やっぱり「子宮」。

普通の言い方だと「おうち」だよ。「内」と「外」の繰り返しで成長していく。


諷虹 船の上に「母校」・・・テレビ版や劇場版。テレビ版のラストってみんなが作ってくれている道を進んでいくと学園艦がある。

虚空 産道の先に・・・

諷虹 それから、一度やられてリベンジっていうのはなのはシリーズのお約束でもありますよね。

フェイトとバイキンマンがどんどん重なりますね。稲妻だし。


虚空 そうなんだよ。前はそんなに気にならなかったんだけど、ゆうべさんざんフェイトの話をしただろ。元のイメージは「死神」だとか「稲妻」との関連だとか

諷虹 バリアジャケットも黒ですしね。
あと何かで読んだんですけど、プレシアがフェイトを拒絶した決定的な理由がフェイトの魔力光が金色だったこと・・・アリシアが死ぬ原因になった事故での閃光も金色だった。それでフェイトが「死を呼ぶ存在」とプレシアには思われた。

虚空 ゆうべも言ったけど、死神本来のイメージからすると決して不吉でも何でもないわけだよね。農耕神だから。次の収穫のためには前年のを刈り取らなければいけないという象徴。だから死神は大きく曲がった草刈り鎌がシンボルだし、フェイトも稲妻の閃光でそういったのを振り回してる。ストーリーの上でも「死と再生」を呼び込む役割としてみていけばそうなっている。
そのこととアンパンマンの基本構造がね。窯もそうだし、人助けのあとに甦るとか

諷虹 窯(鎌)違いですね。

虚空 さっきさ、社会人クラスの時につくった資料に載せたネット画像を見つけたんだけどね・・・まさに火葬場のイメージ。
ジャムおじさんのパン工場は地方の古びた火葬場にどうしてもみえちゃうんだよ。昭和世代としてはね。
それからパンを焼こうとして窯に入れる時に、火葬場シーンでよく行われるような窯の中にカメラで、棺がこちらに迫って入ってくる。それと同じ。
あとは扉が閉じる音。古い火葬場の窯の扉を閉める音だよ、あれは。

諷虹 今思ったんですけど、ホラー的なものって扉をしめるときにああいう「ギーバタン」ってSEがなりますよね。恐怖演出の定番

虚空 境界領域なのかもね。別世界に閉じ込められたというような体感を否が応でも感じてしまう。

だからね、アンパンマンでも見かけ上はパンを焼く場面なんだけど窯で「焼く」ということに、遺体だとかを焼く、っていうようなイメージと、料理とか陶芸のような何かを生み出すイメージとがあるけど、本来の死神レベルで考えれば、もとは同じような感覚だったのかもしれない。

諷虹 前缶詰状態っていう話(作家等々)・・・窯の中で発酵するわけですよね。お籠りの感覚。

虚空 上原先生が日本人の「困る」は中国人のイメージとは本楼は違うんだ、って力説してたからね。「困」「囚」・・・囲まれて動けなくなる状態だけど、日本人は「おこもり」から来ている、って。それは次の段階に向けてエネルギーを蓄積しつつある状態なんだって。

諷虹 もうちょっと言うと、バタコさんが「焼きあがるまで待つ」っていったみたいに、扉を開けて観測して初めてわかるわけですよね。電子レンジ的に中の状態がみえるわけではないんですよね。量子力学的。開ける時に楽しみでもあるし、不安でもある、ワクワク状態。
おむすびもそうですが、中身が知らされていなければ中に何が入っているかを食べる時のワクワク感も・・・

虚空 だからさ、本来「こもる」っていうのは次への「楽しみ」とか「夢の実現」につながるものだったわけだ・・・それが現代での「引き籠り」っていうとそういう新生のイメージがなくなっている。完全停止状態で・・・・
マア、そういう引き籠もりをしている若者たちも、好きなアイドルとか声優さんのイベントでは別人のように元気になっているから、エネルギーを蓄えていることは間違いないんだろうけど、一般的な日常には出していかない。
もう一つ、50周年がらみでいうとさ、アンパンマンのもとになるパンが焼きあがるのを待つ間にバタコが静かに星空を眺めていて、ジャムおじさんが「静かな夜だ 星のささやきが聞こえてきそうだな」って言ってから、あの大宇宙の渦が出てくるわけだけどさ、それこそちっちゃなものから一気に拡大。「身近なことからの共振・共鳴」が「宇宙との共鳴」っていう画面の流れだったじゃない。そしてそこから「受精」「誕生」・・・それも「死と隣り合ったイメージでの再生・甦り」

諷虹 風の声・・・

虚空 そういうことなんだよ。なのは の根源を考えていった時にね、このアンパンマンの第一話に出てきたことのエッセンスがかなり重なっていると。そしてそれを一般化していくとね、ある意味で教育の目指す究極の構えというような「身近なことから宇宙、さらに神の意識」に響き合い、生きていける構えにもね。

それを幼い子供たちは無意識に感じ取ってアンパンマンを観続けていたのかなって。
そかもね敵をただやっつけるというのではない発想。異なる存在との共存共栄を具現化しているようなもんだから。

盛んに問題にしている上原先生の「テレビ作家の方が教育力を」っていうことの端的な例がアンパンマン・・・1988年(昭和63年)10月3日に日本テレビで放送開始以来去年で放送30周年・・・それこそどのくらいの子ども達に教育的な影響を与えたか分からないよ。
国語の教科書の文面は残っていなくても、漫画やアニメやテレビ番組の場面は圧倒的に残っているっていう人が多いと思う。生き様にも影響を受けているよ。

だから昨夜と言うか今朝がたもいったけど、教育としてきちんと「定位」させないともったいないし、かなりの損失だよ。
(諷虹が中古で購入した 人類は衰退しました アニメを視聴・・・チキンの話)

諷虹 これも食料問題とかでアンパンマンと重なるところが多いですね。
知能を持つということと心を持つということは違うということですね。

虚空 妖精たちはそれまでの人類の善も悪もまったくそういうのとかけはなれた感覚で旧人類の常識をとりこんで具現化・・・今の政治や経済界への痛烈な皮肉ばかりだね。

諷虹 最初に環境の話をしたじゃないですか。知能を持ったチキンだって自分たちが虐げられる存在、食べられる側の存在だったことから、人類を滅ぼしたり支配したりするような発想になったわけですよね、おそらく。

そう考えるとアンパンマンの第一話でジャムおじさんとの関りでアンパンマンは人を助ける方向に目覚めた、困っている人の役にたつ道を選んだ・・・あそこでもし人類に対する反逆心なんて持ったら正義のヒーローにはなり得なかったのかな・・・バイキンマンが人類を助ける存在になったのかもな、って。

虚空 それは人類の当たり前を超越していけばね・・・・ヒマワリフクロウさんにミッドチルダについてちょっと話したけどさ、あの設定なんて、どっちにも転べる自由が人間にはある、っていうのを繰り返し繰り返し描いているだろ・・・(StrikerS)
これっていうのも、もしかすると「論理性」ということにきちんと目覚めなければいけない・・・「感情やイメージと切り離した言葉の世界があることに気づかせなければいけない」と上原先生が言っていたことに通じてくるのかもしれないよ。

妖精さんたちのあの感情と切り離された言動と加工済みチキンとかキャロットパンのあのおぞましいシーンとの対比、そしてそこに旧人類のあの女の子がからんでいく・・・なんていうのは、そのあたりのことをあのアニメなりに描いているようにも見えるね。

諷虹 StrikerSのミッドチルダの高い地位の人達も正義に愚直故に・・・ていうところはありますよね。。ゼストとかの場面。

虚空 アンパンマン原作者の特集番組がどっかにある・・・これも探し出さないとだね。

諷虹 トータルで人を救えるかどうかになってくると衛宮(フェイトステイナイト)とかでの問題もね。

虚空 汚れ役は自分がかぶる、っていう発想もそうだよね。これはアニメとかだけでなく歴史でもあった事実。主人に傷がつかないように腹心の部下がそれを担う

諷虹 影の存在。影

虚空 そういう存在と一体。それを心理学でいうとユング心理学での「影」の問題になってくるんだろうね。能楽での「シテ」と「ワキ」とか、古典芸能での黒子の存在とか・・・・

諷虹 そういうことからいうと、太陽の光と月の光、星の光・・・これが大きく違うのは、太陽の光はすべてを照らすじゃないですか、それこそ全部を。でも月の光と星の光は輝いてはいるけれども「暗闇を残したまま光っている」じゃないですか。

だから影が出来るというよりは、闇が残っているから・・・・ブラックボックスというか・・・何が潜んでいるか分からない。本体があっての影ではなくて、どんなものか分からない闇。

虚空 それを「恐れ」というよりは「畏れ」・・・人知を超えた存在への畏敬とかにもつがけていけたんだろうね。

諷虹 「まっくらもりの歌」ですね。https://www.youtube.com/watch?v=5spZpwNXxDE

それにしても今日もまたすごい広がりでしたね・・・

虚空 昨夜のことがあったらからさ、50円玉君の家からこっちに来る時に「アンパンマン」と「なのは」のつながりは当然話題にするともりだったけど、まさかそこに「人類は衰退しました」とかもからんでくるなんて思いもよらなかったよ。
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