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☆2019,01,19 諷虹宅 ヒマワリフクロウ・虚空⑦ 「構えの変革 ③」上原 「鏡」意識・・・アニメ「琴浦さん」から

ヒマワリ 最終的に琴浦さんってどうなるの?
(アニメの今後の展開、さらにアニメでは描かれなかった原作最終話までの紹介)
ヒマワリ (人の心が分かる という琴浦さんの超能力について)言葉の裏側っていうこと?
虚空 琴浦さんが読んでいる心っていうのは本当に表面的なところまでなんだよね。口でいっていることの逆に本音として思っているところとかの。そのさらに下とか奥底にどんな心が隠れているかまでは読めていない。ましてや無意識にどんな心が隠れているのかなんては全く読めていない。それが分かるような場面も何度も出てくるんだよ。
(いろいろな場面についての紹介)
虚空 言葉に変な裏表がない、計算もしてない、っていう意味ではあなた(ヒマワリフクロウ)が真鍋に一番近いんじゃないの? 
あなたが「聞き上手」って友達に言われたのもね。聞き上手になろう、なんて変に思ってないところが逆に相手には聞き上手と感じさせている。・・・・・
さっきも言ったように、琴浦さんが読んでいる心は非常に表層的な言葉の部分。ここで話題にしているような「言葉にならない言葉」は読めないんだよね。
諷虹 無意識とかもね(麻雀漫画の例等々)無意識にギャンブルの神に身をゆだねているから誰にも心を読まれないで最強になった。
虚空 自分は武道とかはやったことがないけど、上原先生が剣道と鏡について話していたことがあるよ。(簡単に紹介)
補足 帰宅後に調べ直した上原語録 「剣道」
 教師は子どもたちにとって鏡でなくてはならない、って言ったんだからね。鏡ってのは、大人にすべきことだって言うのはうそだよ。子どもの姿がそのままこっちに映っていまうっていう鏡であればいいんだよ。

それには、こちらが何か色が付いたり、あるいは、こちらに一つの形があったら映らない。子どもの前に出れば、子どもが全部映ってくるっていうのが、手に取るようにわかるのが教師だよ。それをみんな修練しなくちゃだめだよ。
 なんでそんなことを言うかっていうとね、ぼくはある程度の自信が最近できているんだけども、それは僕自身が剣道を分かっているから。こちらが鏡になりさえすればいいのよね、剣道は。相手が来やすいようにこちらがしてやるの。そうすると相手は必ず来る。こちらが一つの構えを持つとだめなの。その構えにむこうが合わせようとするから。それは映っている事にならない。こちらが完全に構えを捨ててかかる。そうすると、むこうはしたい放題し始める。そうすると、したい放題が全部こちらに映ってくる。そうすると、アッ、今度は小手から面にくるな、とかということが全部見えてくる。そうすりゃ、なんていうことはない。同じことなんじゃないですかね。
 親以上に担任の前に出たら、自分の姿を全部映して見せる。そういう先生になるべきだ。自由教育っていう言葉があるけれども、その本来の意味はそういう事だったんだよね。教育は自由じゃなくちゃいけない。自由にしたい放題させてやる、ってことが目的じゃないんだよ。それには先生が子ども達の鏡になってやらなければ。言われていた様な、お手本を示してやることではない。          (平成三年合宿)
虚空 それこそ下心もなく完全に器になること。こっちが器になればなるほど、相手は勝手にさらけだしてしまう。
諷虹 それが榊 心(さかき うら)ですね。(剣道を題材にした漫画 BAMBOO BLADE の登場人物 その剣道は、相手の動きや状況に合わせて柔軟に変化するもので、「スタイルが存在しない」(寺本)故に「難剣」(コジロー)とされる。)
虚空 そう。だから相手に応じて自然に対応できる。さっきの指導案の話だよ。
実際にあるでしょ、この人の前だとついつい本音から何から全部しゃべっちゃう、って。あなたが聞き上手って言われたのもそういう部分があるんじゃないのかな?
闘う時だって、かけひきをしようと画策すれば、相手もそれを察知していろいろと工夫してくる。でもそれがまるでなければ・・・つまり相手に下心が全くないと自然にこっちの下心も消えてしまうような・・・
だから琴浦さんだって、下心もへったくれもない真鍋との出会いで歪みが消えていく。そしてまたそんな琴浦さんと出会ったことで、嫉妬で歪んでいた森谷っていう子も歪みが消えていく。純粋な構えの人間との出会いで起きる「共鳴」によって「構えの変革」がいつのまにか起きている、っていうことなんじゃないのかな。
それによって琴浦さんも「そうか、私も人のこころを変え得るんだ」って気が付く。それが人間同士のつながりなんだ、って。
参考)第四話ラストに流れる独白 
テレビ版 再転入時
きっと私は子どもだったのだろう。人の心を読んで、勝手に何でも分かった気になっていた。
人は変われる、そんな当たり前のことに私は気づかずに、他人ばかりか自分自身すら見限っていたんだ。
臆病で傲慢で我が儘な私。でもきっと少しずつ変わっていけるはず。私も、私が生きるこの世界も。
もう独りぼっちじゃないから。
原作版 再転入時
多分、私は傲慢だったんだと思う。人の心を読んで勝手に何でも分かった気になっていた。
あなたが変われるなら私も変われるよね、森谷さん。
転入後
森谷さんとは仲良しになれました。以前を考えれば信じられないことだけど。
人は変われる、そんな当たり前のことに気づかずに勝手に心を読んで勝手に見限って。
臆病で傲慢で我が儘で、それでもきっと少しずつ変わっていけるはず。
もう独りぼっちじゃないから。
虚空 さっきの水樹奈々のプロモでいえばさ、自分が分かったつもりでいる世界は実はちっぽけなもので、その周りにはもっと広大な世界がいくらでも広がっている・・・それがパリンと割れることで、そういった世界を知り住み替える・・・。琴浦さんと同じだよね。

もっとも自分は、そういうことを話しながらも、自分のカラが破れるのを自ら拒否しているような部分もあるんだけどさ・・・。屈折していると我ながら思うけど・・・。
諷虹 理解が深まる・・・深まっている状態からさらに深まる。
虚空 琴浦さんのオープニングにあるけど、真鍋なんていうのは膠着状態である自分の心の中に自然に入ってきて、いい具合にひっかきまわしてくれる・・・。
歌詞の一部 「なのにあなたは 遠慮もせずに 心の中に入ってくる」・・・いい風を吹かせてくれる。
真鍋はさ、琴浦さんを守ってやる、っていうセリフはあってもさ「何とかして心を変えてやろう。そのためにはどうしたらいいんだろう」なんていうことまでは思っていない。あくまでも馬鹿正直に接しているだけだよね。そんなやりとりの中での響き合いでいつのまにか琴浦さんの構えも変わっていっている。

「構えをかえてあげましょう」という他人からの働きかけとか、「何とかして生き様を変えなければいけない」って自分で自分に言い聞かせて・・・っていうのでは思ったほど構えって変革できないよ。変革できたと思っても、それは自分で自分に変わることができたと言い聞かせているだけ。違ったという自分を演じているだけ。結局すぐに化けの皮がはがれてしまう。
本当にはちっとも変っていないことに気が付いて、それで何とかしようと頑張ればが頑張るほど自己否定の自己暗示を強烈にかけてしまうことだってあるよ。
諷虹 同じ目線にたつということですかね。上からじゃなくて。
虚空 共に歩む。さっきのツイッターの文章でいえば、読み手のことを変に意識していないっていうことかな。だから逆に力を持つ。そこが非常に真鍋的なんだよ。だからといって今言ったことを「私ってそうなんだ」ってあなたが意識しすぎちゃうとダメなんだけどね。
諷虹 (テニスの王子様 データテニスキャラの話)データを捨ててからが強い。試合を自分がコントロールしよう、っていうことから自分が一段さがって同じ目線にたって目の前にボールがきたら打ち返す・・・そんな単純でシンプルな状態になって影響を及ぼしていく。
ヒマワリ 「型」なんだか「枷」なんだか「型破り」なんだか
虚空 だからさっきの能面やぬいぐるみの写真だってね、こうやれば受けるだろうとか、そんな風にして撮ってはいないじゃない。
ヒマワリ 楽しかったから。
虚空 そうでしょ。それこそさ、置いてハッとした瞬間にシャッターを切る感覚の積み重ねでしょ。
諷虹 でも、もう一方で「枷」がないとそれを破れないっていうのもありますよね。最初に一回自分を縛るというか、限界をみた上で・・・そこまでを圧縮した上での解放。
虚空 それがさ、もしかするとイメージの世界に素直に生きたいのに、社会人になって現実対応にばかり追われて「こんな自分は自分じゃない」って悩んじゃったりする、っていうのが圧縮なのかもね。「前の自分と違うな」とかもね。
変に相手や周囲を意識しなければならない、って追いつめられていたからこその・・・「もっと周囲を意識して生きていかないとダメなんだ」って自分に無理やり言い聞かせてたことが枷。周りに言われたことを真に受けすぎて。
もちろん周囲を意識するとか現実対応の意識だって必要なことではあるんだけどね。でもその距離感が分からなからと、極端に今までの自分を押さえすぎてしまう。そんな時に悩んでいるんじゃない?
(補足)それが「高学年」とか「もうすぐ中学生」とか言われていた6年生の時のヒマワリフクロウさんにもあって、でもそれが「枷」になっていて、ぬいぐるみや能面の写真を撮る、雪だるまを作る、そんなことで一気に解放された・・・とも考えられる。
諷虹 自分はもっとできるハズだ、っていううぬぼれみたいなので悩むのもいるでしょうしね。
虚空 琴浦さんのお母さんがどんどん子育てに追いつめられていく場面があるけど、あれに近いものがあると思うよ。よその子と比べて自分の子がどうなのかを必要以上に気にしてばかりいて、子どもにどんどん要求する。
ヒマワリ (琴浦さんの場合)担任の先生に「虚言癖がある」なんていうんじゃなくて、もっと別の言い方をされれば違っていたのかもね。
諷虹 琴浦さんにしてみれば、本当のことを言っているのに虚言癖とされてしまう、っていうのはね・・・
ヒマワリ 嘘だって言われて信じてもらいえないんだもんね。
諷虹 本当のはどっちなのかっていう混乱も。口に出している方か心の中か
ヒマワリ どっちもあるよね。
補足)「心の中の言葉が本当だろう」と考えがちではあるが、さらにその裏に隠れている心が何層もあるということを考えると、もしかすると口に出している言葉が奥底に真の本音として(自分でも気がつかないで)存在しているという可能性もある。
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