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☆2019,5,17 諷虹宅やりとり② 人間ならではの力

虚空 結局今日の話を一般化すると「デジタルとアナログ」ってことにもなっていくんだろうけど・・・「人間ならではの部分」って何なのか、とかね。
録画だけしてまだ観ていないんだけど、AIロボットがどんどん人間の職場に入り込んできて、こんなことまでロボットが肩代わりできるようになったの、っていう風に加速している、って。それで人間がどんどん失業している。
人件費の節約・・・それによって、普通の人たちの普通の生活が脅かされている時代。
これからますます「AIでも出来ない分野」の力を人間が人間として会得しなければならない時代だと思うよ。
それが相変わらず高度経済成長期の教育・・・与えられた機械的な作業を早く正確にこなせるのが優秀な人材・・・っていう発想は捨てないとね。もっとも歪んだエリート主義で、人間らしい主体性に目覚めた一般人が増えてしまっては困るから、そういうホンモノの教育をされては困る、なんていう本音も見え隠れしているけど・・・。
でも、これからの時代、ネットとか映像とかスマホばかりで幼い頃から過ごしていた子どもなんて、AIロボットに太刀打ちなんて出来ないだろうね。
昭和のアニメなんかでも単に懐古趣味っていうんじゃなくて素朴な味わい・・・緻密過ぎない分、視聴者の想像力による補正も要求される。モノクロ時代なんてまさにそうだよ。どんな色なのかな、なんていう想像力が常に同時に働いていた。
今よりも脳がフル稼働して観ていたんだと思うよ。
情報量が多ければ多いほど、その処理に脳は追われてしまって、自分で補正する余地なんて生まれない。観る側が完全に「受け身」になってしまう。乳幼児の頃からそればっかりやってたら・・・ましてや言語的にも「英語漬け」なんかになっていたら・・・。

この前中学生に「植民地」のあたりの授業をしたんだけど、自国の言語が軽視されるのは本当に屈辱だったわけだよね。それが今の日本では「自ら植民地されたかのような言語教育」をしている。英語教育が絶対ダメとは言わないけど、やっぱり幼児とか小学生には早すぎると思うよ。喜ぶのは教育産業ばかり。


諷虹 深みっていうか・・・補正する意味でいうと「短歌」とか「俳句」ってそうですよね。短い文で心情とか情景を想像させる。


虚空 そういうことばっかりを1000年以上やってきた民族なんだからね。そういった日本人のDNAがスナップ写真を撮る習慣になっている、ってよく言われるけどさ、映像になってしまっているから、想像力の量が減ってしまっている。


諷虹 今ちょっと思い出したんですけど「本日天気晴朗なれど波高し」これが名文として名高いんですよね。「各員一層奮励努力せよ」はなんだか今読むと知波単学園ばかり思い起こしてしまいますが。
(解説文)
https://setsuyaku.ceo/post/411/%E5%9D%82%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E9%9B%B2%E3%83%BB%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E7%9C%9F%E4%B9%8B%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E7%9F%AD%E3%81%84%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%A7%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B
戦時中の情報伝達は、朝鮮半島と日本間など日本周辺に張り巡らされた海底ケーブルを利用し、モールス信号で行われていた。
 最前線と大本営の間では、情報や命令のやりとりを短時間で行うことが可能であったが、伝えられる情報量は1分間で20数文字と限られていた。
 そのため最前線にいる指揮官には、短い言葉で「より多くのことを的確に」大本営へ伝える必要があった。
 この分野で天才と言われているのが、司馬遼太郎作「坂の上の雲」の主人公となった秋山真之(あきやま さねゆき)である。

本日天気晴朗
 まずこの文章は日本海海戦当日(5月27日)に、対馬沖の天気が視界良好でとても良いことを伝えている。更にはロシア艦隊と戦うには絶好の日であること、日本艦隊は戦う準備が十分に整っていることを本部に報告している。
ナレドモ浪高シ
 情報が詰まっているのは後半である。この言葉は単純に波が高いことを伝えるだけではなく、どのような作戦を行うかまで伝えている。つまり波が高いことにより「機雷」が操作しにくく、かえって自船を傷つける可能性もあるため、日本が得意とする戦艦による砲撃戦の展開を本部に連絡しているのだ。
 天気、海戦の可否、戦術に至るまで戦いに必要な全ての情報を、真之は「本日天気晴朗(せいろう)ナレドモ浪高シ」という言葉に込めた。
 同海戦で海軍元帥の東郷平八郎が、Z旗で艦隊総員へ伝えた「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」という言葉も、真之が作ったものである。
 たったこれだけの短い言葉で、艦隊の士気は大いに上がったと言われている。



虚空 確かにこういったのを文学的な表現でなく、事実を説明っぽく伝えたら、士気なんてあがらないだろうね。

諷虹 敵が傍受して、この意味が見抜けるか。ロシア語に翻訳したらどうなるのか・・・・

虚空 そこを単に暗号っていうのでもなく、っていうのがミソなんだろうね。これだって、多分一旦は抽象化した上で、類化性能を発揮して、具体的な文として味付けしている。
 
解説文続き
 現代社会においてコミュニケーションツールには様々な選択肢があるため、私達は相手に一度で伝える情報量を意識しにくくなっている。
 しかしながら日本語はとても便利で、漢字・ひらがな・カタカナの3つを駆使すれば、短い言葉でより多くの情報を伝えられるようになっている。
 俳句に「5・7・5」という制限があっても、様々な名句が生まれるのが証である。
 もし一生懸命に相手へ伝えているのに伝わっていないなら、短い言葉に多くの意味を持たせることを意識してみよう。
 今よりも1つの言葉1つの文章に、相手は注意してくれるようになることだろう
 

諷虹 今季やっている川柳少女もね・・・主人公は無口だけど・・・短い文の中に如何に情報量を込めるか、っていう

虚空 あのヤンキーのお兄ちゃんも話言葉ではすっかり五七五だもんね。

諷虹 ラップでも5文字7文字を意識した韻は日本人受けしやすいみたいな話をどっかで聞いたような

虚空 心霊現象のラップ音もこっから来てるのか・・・。

虚空 英語とは異なる言語体系の日本語をラップっぽくするんだから大変なんだろうね。

諷虹 吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」・・・本人は日本初のラップって言っているようですが・・・

虚空 あれも方言だからラップっぽくし易かったんだろうね。
動画サイト https://www.youtube.com/watch?v=e0ZmPYp4r8o
 
若い時の動画と年齢がいってからの動画を見比べる。

虚空 こうやって見比べると、年取ってからのは上手に歌っているっていう感じで・・・若い時とは違うよね。

Wiki解説
吉は1977年(昭和52年)に最初のヒット曲「俺はぜったい!プレスリー」を発表した後、ヒット作に恵まれない低迷期が続く。アメリカのLPレコードでラップ音楽に触れ、そこから着想を得て作った[2]。本楽曲を各レコード会社に売り込むも、全て断られてしまう。最終的に千昌夫が数百万円で吉から原版権を買い取り、この千の支援により1984年(昭和59年)11月25日に本楽曲がリリースされた。

反響[編集]
吉幾三本人が後日語ったところによると、歌詞の「テレビもラジオも電話もガスも電気も無い」など自虐的な部分が、発売当初は出身地である青森県北津軽郡金木町(現:五所川原市)から「うちはそんなに田舎じゃない」と猛抗議を受けたという。また、日本中の小さな農村から「ふざけるな!!」「オラたちの村をバカにしてるのか!?」と凄い数のクレームが押し寄せてきたとも語っている。しかし、彼自身の幼少期は本当に歌詞の内容と近いものだったという[3]。一方で、曲の全国的大ヒットを喜ぶ人も地元に多くいたという。

「レーザーディスクは何者だ?」と歌詞にあり、後日製造元のパイオニアから「レーザーディスクの宣伝になった」ということで、吉にレーザーディスクの再生装置と一部の映像ソフトが贈られた[8]。その後しばらくの間「レーザーディスクは化け物だ!」と歌詞を変えて歌っていたという逸話もある。また、『夜も一生けんめい。』でゲスト出演していた吉が同曲を披露した時には、当時のスポンサーのパイオニアにちなんで「レーザーディスクはパイオニア!」と歌っている。
 

虚空 この歌が受けた精神的な背景って何なんだろうね・・・ただの田舎をバカにしたコミックソングっていう意味で受けたわけじゃないよね????

諷虹 当時どういう社会だったかは知らないですけど・・・東京への出稼ぎっていうのがどう受け止められる時代だったのか・・・。今の東京へ行くと、昔の東京へ行くの違い。働くというイメージが今より強かったのか。今の「東京の会社に勤める」っていうのと、当時の「東京の会社に勤める」っていう違い

虚空 「東京」っていう言葉の響きの魔力・・・・「東京のお土産だよ」っていうと単に都会のお土産とは違うイメージ。

諷虹 ひかねえですね(のんのんびより)

虚空 のんのんにはそんな空気が残っているよね。のんのんびよりの気持ちで吉幾三の歌を聴けばいいのかもね。

諷虹 上洛の感覚なんですかね。それが明治以降は皇居が千代田区にあるから・・・上京っていうのが。

虚空 今でもその名残が上り電車下り電車だからね。

諷虹 山になっている

虚空 自然と東京人が上から目線。

諷虹 八十亀ちゃんがそうですね。勝手にコンプレックスで自分を下にみてしまう。ひかねえは自分が東京暮らしをしたことで、自分も上になった気分。で、蛍は自然に上に見られてしまう存在。新幹線でなく飛行機・・・。

虚空 上には上だよね。
 
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