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☆「本当の出会い と 別れ」⑧ 「名前」

*2019,03,21 諷虹宅でのやりとり(3)です。
名前を教える・・・それを日本人は合戦という命のやりとりの場でもやったというのですから驚きですね。
実際にどの程度行われていたのかは分かりませんが、問題は本当にそうしていたかどうかではなく、そういった話を聞いて「あり得るかもしれない」と受け入れてしまう心象が現代人にもあるということ。
そんな名残は今でもアニメやドラマや漫画などの中にみられます。

諷虹 ダークホースのキャラをみつけた時のライバルキャラの立ち回りって「名前を覚える」ですよね。「名前を聞いておこう」

虚空 「良きライバルとして認める=名前を覚える」っていうのは「リリカルなのは」の定番

諷虹 騎士道精神にもつながるんですかね。なのはということでいうと、劇場版でしたっけ・・・フェイトがなのはの名前を意識していなかった自分を実感している。

虚空 そう考えるとさ、日本人が合戦の時に名乗りをし合う、っていうのは妙な習慣だけど、すごいことをやっていたんだね。それこそ「親愛と殺戮」が裏表っていうのを示しているのかも。

『名乗り』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E4%B9%97%E3%82%8A
名乗り(なのり)とは、戦において武士が味方や敵に向かって自分の姓名・身分・家系などの素性、戦功、戦における自分の主張や正当性などを大声で告げること。武士の作法として、名乗りが行われている間に攻撃することは良しとされなかった。
ここにフィクションへの影響っていうのも書いてあるけど・・・
登場人物による名乗りは史実を題材にした歌舞伎や能楽において様式化された名乗りが導入され、時代劇においても歌舞伎の流れを汲む演出として継承されるなど、日本の創作において様式美となっている。

仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなどの特撮において主人公らが名乗りを上げるのは、制作している東映がテレビ時代劇の演出を取り入れたためとされる[2]。特撮のみならずプリキュアシリーズなどの子供向けアニメ作品でも「変身した後に名乗りを上げる」という演出が定番となっている。

このように敵の前で名乗りを上げる演出は日本人の美意識に則ったものであり、スーパー戦隊シリーズで一時期省かれた際には主要なターゲットである子供の反応が悪かったなど視聴者からも支持されている要素である[3]が、海外で放送したときに「その間に敵の攻撃を受けるのでは?」と最も疑問を抱かれる箇所である[4]。スーパー戦隊シリーズを英語圏向けにローカライズしたパワーレンジャーシリーズにおいては「名乗り」に相当する英単語が無いため点呼を意味する「Roll Call」が当てられている。
別に海外じゃなくても、子ども達どうしてもそれはよく言っていたよ。
「怪傑ズバット」なんか特にね。あんな格好つけている間にどうして攻撃しないのか、って。

諷虹 正体を明かすというのがあるんでしょうね。さっきのダークホースじゃないですけど。

虚空 それは大事な指摘。正体をあらわす「実は〇〇」って・・・本性示顕

諷虹 ある意味で弱点をさらすということもありますよね。
 Fate/stay night  だとサーバントの正体を示すことになりますから

虚空 随分前に紹介したけど昔のアニメで、登場した時に長々と語って、敵に「誰だ?」と聞かれると「貴様らに名乗る名はない」っていうのを毎回やっていたのがあった。
でも最終回で敵の親玉が出てきた時だけは、きちんと名乗っていた。
これも相手を対等にみるかどうかの表われだよね。名乗るということに伴う。

ロム兄さん マシンロボ_クロノスの大逆襲の主人公。 
CV・井上和彦
格言一覧動画 

現代にそれが残っているのがメアド交換かもね。。。ただ連絡方法を教え合っているかどうかよりも、まずお互いをどう位置付けているのかを確認する。

諷虹 ビジネスマンも名刺交換から始まるわけですからね。

虚空 単なるご挨拶以上のものがあるよね。

諷虹 名乗りを上げるからの連想で、なのはの「切り札」っていうワード・・・語源を調べるとトランプ・・・タロットのルーツとも関連ありそう

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%87%E3%82%8A%E6%9C%AD
トリックテイキングゲーム ってマニアックなゲームなんですが・・・場の流れを断つ・・・そういう意味ではさっきの「裁断と継続」とかともつながるのかな、って。

虚空 その名の通り「切る」札ということなんだろうからね。

合戦中に「名乗り」なんていうのも、ある意味では流れを切るわけだよね。それこそフィクションの世界でのセリフで戦いの流れを一旦止める。それを聞くのがマナーというように。

でもね、さっきのロム兄ちゃんなんていうのは聞いている敵さんたちはよくきちんと聞いていると思うよ。怪傑ズバットよりもセリフは長い。
あとさ、バガボンドでの宝蔵院の場面で修行僧の阿厳が勝負に負けて息をひきとる刹那の相手に「阿厳 そなたを屠った者の名だ」っていう場面があったよね。

諷虹 バガボンドでいえば又八が佐々木小次郎の名を語って、っていう場面がありますよね。あれなんかまさに「名前」だけで「自分」がない、っていう感じですよね。

虚空 偽ブランドにひっかかるのもそうかもね。ニセでなくても雑誌やテレビで紹介されただけで、中身が本当に自分に合うかどうかなんて確かめないで、名前だけで信用する。肩書に弱いのだって、学歴信仰にしたってそうだよね。中身はカラでも。

それを皮肉ったのが一休禅師のエピソードにあるよね。衣だけ置いていこうとした、って。http://d.hatena.ne.jp/mowamowa/20070117/1169000870

諷虹 井上さん(バガボンド スラムダンクの作者)は名乗りの場面が多いですよね。自分が好きなのは三井に自分の名前を語らせている部分。
「おう、オレは三井 あきらめの悪い男...」 
http://slamdunk.get0ver.net/mitsui/791
「まだ時間はあるぞ!!絶対勝てる!このスーパースター三井がいるかぎり」 

「オレを誰だと思ってんだバカヤロウ!!オレは最後まであきらめない男三井だ!!」 「しかし今日の三井寿はいいぜ....山王よ」
他の台詞でも三井は自分の名前を語る場面が多いですね。やっぱりブランドなんですかね。中学MVPっていう。

虚空 これは中身がカラッポではないという自負やプライドがあるわけだよね。
実際に結果を出すしね。
あと、こういうのって一種の「言霊信仰」なのかもしれない。自分に言い聞かせている・・・自己暗示、っていえばそれまでなんだけど。
それだけ「名前」というものにはライフインデキス(生命の指標)・・・トランスフォーメーションへのスイッチとして強力な力がある。

諷虹 こうして台詞だけみると三井ってポジティブな人間ですよね。実際の三井とはかけ離れてみえるほど・・・

虚空 ポジティブになるように言葉を操っているという見方もできるよね。

昔さ、児言態の合宿の時、箱根のジャングル風呂の中でストレスから体調を崩しているというような話を同年代の先生にこぼしていたのを、背後で上原先生に聞かれてしまって。その時に「お前は病気になるように気を動かしてしまっているから」と言われた。

三井はその逆だよね。

諷虹 考えてみると体力のなさの場面って三井が多い・・・他のメンバーだって疲れているけど・・・三井の疲れている場面はドラマになる。

虚空 やっぱり自分の名前の使い方の違いだよね。

諷虹 一度バスケを離れたことで、過去の自分を美化しすぎているというのがね

虚空 それが三井の場合は逆にうまく働いた

諷虹 そもそも使い捨てのキャラの予定だったそうですけど、あそこまでね

虚空 それはガルパンのアンチョビさんなんかと同じだよね。そういうキャラなんかでもいざ位置が確定すると主要なポジションになれる。それは作者の力量でもあるよね。

人間への眼差しの深さ。
さっきからこだわっている、相手を人間として認めているかどうか、っていうのをこうした漫画やアニメにあてはめるとさ、キャラを本当にその世界では生きている人間として陰の暮らしまできちんと想定しているか、単に製作者側の想いで都合よくセリフや行動をさせるか・・・それで脚本や作品の深みが全く違ってくるじゃない。

端役であっても普段から大事にしているかどうかという製作者側の構えというか人間性。

諷虹 夏目漱石の「吾輩は猫である」・・・あの冒頭の一文だけ異常に知名度が高いですよね。「吾輩は猫である、名前はまだない」というあそこまで。それだけで「なるほど」と思わせてしまう。名前もまだ付けてもらっていないという・・・

虚空 それの対極が「このはな綺譚」の捨て猫のエピソードだよね。もう瀕死の捨て猫にもきちんと名前をつけてあげていたという。そのおかげで迷わず成仏できた、って。

諷虹 なのはで「まだ名前も教えてもらってないのに」的な台詞のがありましたよね。あれも面白い。

虚空 最近「王子様」っていう名前の変更が認められたっていうニュースが話題になっていたけどさ・・・。昔で言うと「悪魔」っていう名前をつけようとしたとか。キラキラネームの問題。
まああそこまで極端じゃないにしても、自分の名前が好きかどうか、って人生への姿勢につながることもある。

そういうやりとりをこの前もしたばかりなんだけど・・・。

自分なんかは名前を紹介するのがすごく嫌だった。その感覚は今でもかなり引きずっている。それはいじめられていた頃に、いつも「変な名前」って散々馬鹿にされていたから。

今考えるとね、変な名前っていうよりは、どんな名前だったとしても自分をからかおうとしていたわけだから、馬鹿にされていたんだけど、あの頃は「こんな名前じゃなければいじめられなくて済んだのに・・・」って思ってしまった。

実際に自己紹介のたびにからかわれ笑われていたから。だから今でも自分の名前を言わなければならない時に喉の奥が硬直するような感覚になってしまう。これは相当根深いよ。両親には悪いけど・・・。

きちんとつけてくれた名前に対して自分の名前にコンプレックスを抱くなんてけしからん、という意見もあるんだけど、なかなか理屈通りにはね・・・
ましてやどう考えても妙な名前をつけられてしまっていたら、人生には親が考える以上のダメージをあたえてしまう

諷虹 逆だと「襲名」でのレベルアップ。武士なんか幼名を変える・・・出世魚のように。

虚空 名前が変わる=世界が変わる。世界が変わるから名前を変える。両方向。上原先生があげている例は「戒名」。

諷虹 ハンドルネームやペンネームもそうですね。ここでの諷虹なんかもそうですけど、場所が違うから名前をかえる。

虚空 自分もネット上だけで4つ使い分けているからね。それは単に使い分けているというよりは、人格そのものも変えている感覚。
偽名とかでもないよ。それこそパラレルワールドというかさ、複数の人間を同時に同居させている感覚。多重人格障害なんていうのとは別物。
(感覚・センスで作られたアニメ等々の話題 設定等々で理屈が先行していない)
無印A’sのなのはシリーズ、イカ娘、ごちうさ・・・・

諷虹 (ひだまり)ヒロさんってやっぱりヒロさんですよね。・・・苗字ってないじゃないですか。でも名前の説得力。「ゆの」は「ゆの」。

虚空 確かにあの名前の音の響きは別のと言われても違和感を感じちゃうよね。

諷虹 似たような作品だとGAもね。
昔もそんな話題しましたよね。「なのは」「はやて」とか、「君の名は。」なんかで「みつは」とかね。


虚空 そもそも「君の名は。」なんていうのは日本人のドツボ。古い日本映画としてもヒットしているしね。
『君の名は』は、1952年 - 1954年に日本のNHKラジオで放送されたラジオドラマである。映画化、テレビドラマ化、舞台化もされた。

諷虹 名前を度忘れしていたときに思い出せた時の感覚ってあるじゃないですか。微妙にテンションが高くなりますよね。

虚空 逆にどうしても思い出せない・・・喉元まででかかっているのに出てこない

諷虹 あの気持ち悪さってないですもんね。出てくるまで動きがストップしてしまう

虚空 年々その頻度がアップしているというのは嘆かわしいよ。本当にさ、当たり前に話題にしていた名前が突然度忘れっていうのは特にね。
なんで名前を忘れる、名前が分からなくなるということに、これだけ心がゆさぶられてしまうのか。
名前を憶えてくれた相手、あるいは知らないハズなのに知っていてくれた、なんていう時に急に親近感を持つ、ってあるだろ。昔それが上手な校長に仕えたことがあるけど・・・。
「わたてん」(今季アニメ「私に天使が舞い降りた!」の松本さんのエピソードもそういう点から考えると面白いよね。名前をとっくの昔から知っていた方と、全然知らなかった方とのズレ。名前も知らないというのは意識していない証拠・・・この世に存在していないと同じ。

松本香子
みやこの高校時代の被服部仲間。みやこのことは親友かつライバルだと思っているが、当のみやこは友達と認識していない。
高校2年のころ、被服部で一人もくもくと活動するみやこに憧れを抱き、以来彼女に人知れず執着するようになった。・・・ストーカーまがいの行為を繰り返している。
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☆「本当の出会い と 別れ」⑦ 「時間の濃さ」

*2019,03,21 諷虹宅でのやりとり(2)です。
「出会い」と「別れ」を本当に意識すると、その二つの「時」を結んだ「間」の過ごし方が大切になってきます。
でも大人になればなるほど「時間が薄くなっていく」・・・一年が経つのがどんどん早くなっていく、というあの感覚。

不思議なものですね。

諷虹 夏休みに入った時に「あれやろう、これやろう」っていうのが中盤になってゴロゴロして何をしていいか分からなくなる。

虚空 そうした感覚になるのはある程度の年齢になってからだよね。
小学校低学年なんかは日々「旬」に生きているから・・・
「のんのんびより」のれんちょんなんかそうだろ。

諷虹 前に話題にした「ようこそ先輩」での「まだ5分ある」という言葉に感動した、っていうのがありましたよね。
日野さん「『あと5分もある』というセリフは時間のない大人は言えない」
大人になると「5分という時間のはかなさ」を知ってしまってワクワク感がなくなってしまいますよね。
でも5分アニメで面白いのもあるし・・・

虚空 実質3分くらいだもんね。ウルトラマンが怪獣を倒す時間

諷虹 3分あればカップラーメンができる、って待つ間は長く感じるけど

虚空 CMであったよね。ウルトラマンがカップ麺を食べられないやつ。
でもその気になると3分でも何かできる。

勉強だって時間を使うのが上手なやつは、好きな番組が始まるまであと3分といえば、その間に音読をするなりする・・・その積み重ねがものをいうから。

諷虹 (ある馬について)
89年、ジャパンカップ。
躍り出ろ、お前を知らない者達の隙を突いて躍り出ろ。
世界を変えるのに3分もいらない。
ワールドレコード、2分22秒2という事件。その馬の名は…
 ―2012年ジャパンカップCMより
ホーリックスっていうオグリキャップと名勝負を繰り広げた馬のCMでのキャッチコピーなんですが、「お前を知らない」っていうのはさっきの出会いの話に通じそうですね

虚空 添加を拒む人間ってそうだよね。自分の枠を超えたことを知ろうとしない・・・優越感やプライドを傷つけられるからなんだろうけど・・・でもそれでは「井の中の蛙」

諷虹 ダークホースっていう言葉も・・・まだ多くの観客が出会っていないだけあって、一回ベールを脱いだらスター街道。注目の的になるわけですよね。

虚空 エースを狙え!であったけど、ダークホースで活躍できたあとが、問題だって。みんなに注目されて徹底的に研究されて、それでも勝ち上がってこそ真の実力者。

でもさ、最近の風潮としては、自分が崩されるのを徹底的に拒絶するから、そういった予感がすることには近づかない。まさに「君子危うきに近寄らず」。

でもね、子どものうちからそんな構えを身に着けたらもったいない。

☆「本当の出会い と 別れ」⑥ 「みんな対等な存在」

*2019,03,21 諷虹宅でのやりとり(1)です。
この前紹介したダンデリオンツイッター記事の内容を踏まえながらのやりとりがこの日も続きました。
現代の嫌な風潮として「他人を利用するのが上手な生き方」と私(虚空)は考えています。
だから教師だった頃、相手が低学年の児童であっても「人間存在としては対等」と思っていましたし、だからこそ例えば教育のテクニックとしてよく使われる「子どもをおだてる」というようなこともしなかったつもりです。他人は道具ではないのですから。
そんな関係が互いにできたクラスほど、確かに別れは辛かったですね。


諷虹、あるお笑いのコント動画を紹介してくれる
https://www.youtube.com/watch?v=Qa4gOdBxJik

虚空 他人を奴隷扱い・・・今回のダンデリオンツイッターの記事に対してラインで書いたことだけどさ、周囲の人間を同じ人間としてみているかどうかというのが大前提でなければならないわけだけど、あの親戚たちのように奴隷と言わないまでも他人を道具扱い、っていうのは多いじゃない。そしてそういう風に人を利用できることが、「人を上手に使うこと」って勘違いしている風潮。
江戸の職人気質なんていうのとは完全に相反する構えだよね。
そういう人間ほど、自分のことは尊重しろ、って・・・図々しいったらありゃしない。
それで他人の人生や命を平気で踏みにじっているんだから。

諷虹 出会いと別れっていうのがありますけど・・・出会いって「個を認識するかどうか」なのかな、って。よくあるんですけど、多くのアーティストが参加しているアルバムとか、きららなんかでも毎月買っていても意識にひっかかってこない作家や歌手の人がいろいろいるけど、後にその人の作品が意識に引っ掛かった時に、それまでの生活でも関係することがいろいろあったことに気が付いて・・・一気に出会い直す。ウマ娘なんかもそうだったじゃないですか。

虚空 それこそ「添加」だよね。それによって世界の認識が変わる・・・トランスフォーメーションが起きる。

諷虹 街中でも駅近辺で大勢の人間とすれ違っていても、いたことにならない。でも「あの時に自分もいたんですよ」ということになると、一気に思い出が違った形で甦ってくる。まるで前にも一緒にすごしたことがあるかのように。
それとの逆のことが別れ・・・歯が抜けた時に違和感を感じて、再確認。こんなに影響力があったんだな、って。

虚空 当たり前が実は古語で言う「有難し」っていう感覚だよね。

諷虹 酸素だってなくなったら・・・普段意識していないけど・・・

虚空 精神世界でもあるよね・・・日常を振り返って当たり前のありがたさを丁寧にチェックする。

諷虹 卒業シーズンだから・・・先生のありがたみもね

虚空 学校側でいうと、それまで校内にいた子供らがいなくなる、っていうのはね。
6年を担任していた時、一足早く卒業式でいなくなる。そうすると他の先生らが授業している間に6年担任だけ職員室にいる・・・変な感覚だった。

教師側のこの時期の想いをアニメでっていうので思い出すのは「ひだまりスケッチ」での校長とかの言葉・・・。吉野屋先生は割り切れなくても校長は4月になっての新たな若人たちへ想いをのばしている

諷虹 学生の時によく思っていたんですけど、一日休みよりも、朝一時間とか午前中授業であとは休みっていう方が解放感というかカタルシスがあって・・・そのすがすがしい気分、っていうのが・・・

虚空 その感覚が「再起動」っていうか「死と再生」での甦り感覚なのかな。
過去に囚われているだけでは「停滞」であり「死」と変わらない。
ラインでもちょっと書いたけど、お彼岸やお盆っていうのはご先祖様とか亡くなった人を偲ぶけれども、その悲しみに囚われて前進できないことはよしとしない。

☆「教育は感染作用」(折口信夫)ということとゲーム「黒猫のウィズ」、そして再び「テレビ作家の教育力」

2019年3月17日  諷虹・虚空④
アニメやゲームの中には歌舞伎などと同様に「名ゼリフ」とされているものが多々あります。
もちろん名ゼリフといわれていなくても、放送時などにたった一回聞いただけなのに何年も意識の中にひっかかっているものもあります。
それは4~5歳の幼児期にみた番組などでもあります。

そうした言葉が人生観や世界観に大きな影響を生涯に渡って及ぼしていることって、丁寧にふりかえると想像以上にあると思います。
まさにテレビ作家やゲーム作家の教育力ですね。

★もちろんよくない発想や構えとつながってしまうセリフや場面が多々あることも事実ですが。

虚空 当時の歌舞伎なんかは伝統文化なんていう位置づけじゃなくて、あんなくだらない馬鹿馬鹿しいものはない、っていうものだった・・・だから明治維新で外国人が入ってきた時にあんなみっともない芝居は見せられない、って著名人たちが嘆いていたらしいよ。
でもそこにこそ心意伝承の最も生々しい痕跡が残っている、ということで上原先生は資料としてとりあげている。庶民の愛好していた、最も低俗な扱いを受けていたものだからこその資料的価値とか、心への教育力。
だからそれを今の時代に置き換えたら、アニメやゲームだろうって・・・低俗な代表のような言い方になってしまって悪いけど・・・。
でも実際に今日だって、黒猫のなんとかというゲームのほんの一部だけでもハッとする言葉がたくさん出てきたじゃない

諷虹 ハッとする部分を選んで抜粋したというのもありますが(笑)

虚空 でも心へのインパクトを教育力というのであれば、まさにゆさぶられ続けたよ。
折口先生の「教育は感染作用」っていうのが、今日の話でいえば「音の共鳴」っていうことなんだろうしね。「注入作用」とかじゃなくて「感染」

諷虹 中に出てくる男なんですが、それを音楽教師という設定にしたのも面白いところなんですよね。しかも吸血鬼なんです。
血を吸うというよりは音を食らう魔族なんですけどね。
設定的には人の音を食らって自分の魔力を強化してきた「吸血鬼」の一族の末裔なんですが、何代か前からそういった行為は一族の中でも禁止され普通に人間と変わらない生活をしてきた。ましてや自分の娘が音を食われたことから、そういった人の音を奪うという行為には断固拒否の姿勢を見せていますが、娘の音を取り戻すために吸血鬼の力を使うことを最近始めた・・・という感じです。

虚空 鬼子母神みたいだね。

ネット解説「鬼子母神」
訶梨帝母(からていも)ともいいます。もとは鬼神王・般闍迦(はんじゃか)の妻であり鬼女でした。500人の子供を持つ母でありながら、その子らを育てるために人間の子供をさらい食べていたのです。そのため釈迦はその末子を隠し、我が子を失う悲しさと命の大切さを説きました。改心した鬼子母神は全ての子供達と釈迦の教えをまもることを誓い、子育てや安産、子供を守護する善神となります。

虚空 仏教徒とかになって鬼子母神信仰を知らなければこういう発想になれない、っていうんじゃないだろ。このゲームを通して、鬼子母神信仰のようなことと響きあえる、とも言えるわけじゃない。鬼子母神っていうことを全く知らないまま人生を送ったとしてもね。
上原先生もよく言っていたけど「心意伝承なんていうのは誰の無意識の中にだってあるんだから、俺の考えたことでも何でもないんだよ」って。さっきも上原先生の犠牲論っていう言い方をしたけど、本当は「日本人がもともと考えていた犠牲ということは」っていうことなんだもん。

鬼子母神とか釈迦とかの固有名詞がくっついていると、自分は仏教徒じゃないから、とかで関係ないってシャットアウトする風潮があるけどね、そんなのは本当は関係ないんだよ。
アニメのセリフだってゲームのセリフだって、いいものはいい。ハッとするものにはハッとする。何も立派などっかの先生が書いた著書だとか、名作の小説でないと人生を考えたり学んだりしちゃいけない、なんていうことはないんだからさ。
*ギターの音色に乗せることでバラバラの力を一つに

虚空 音だけの共鳴なんだろうけど・・・ちょうど今日観ていた「刀使ノ巫女」の再放送で「足し算」と「かけ算」っていう言葉が出てきた。
やっぱり「共鳴」は「かけ算」・・・しかも「累乗的」な方。
ヒマワリフクロウさんが来ていた時にもそんな話になったじゃない。

諷虹 「つぐもも」っていう作品でも、付喪神なんかの話でも、付喪神を単なる「物」とするのかどうなのか・・・なんていうのがよく出ていて・・・。単純に足し算ではむしろ全体の能力は減るというような・・・マイナスのものでも「絶対値」をとって足せばプラスにはなるけど、そのまま足したら引き算になってしまう・・・
(心を持った機械 とからむキャラ)

虚空 付喪神っていう扱いではなかったけど、自分らの世代で「機械が心」っていう感覚を獲得するきっかけになった一つが「魔法使いサリー」のD51のエピソードだったと思う。ゴミ捨て場に捨てられた道具たちが愚痴をこぼし合う場面があって・・・。
再放送で何度かみているけど、でも初めてみた時からこのシーンは頭にずっと残っている。アニメとかの印象的なシーンって何年たってもずっと残っているだろ。

諷虹 何回みても入って来ないものは入って来ないですよね。

虚空 それこそまさに教育力だよ。ウルトラマンとかウルトラセブンで幼稚園の時にみた初回の時点で意識にひっかかっていたエピソードっていうのは、深いところは理解できていなくてもさ、大きくなって観たときにすごく深いメッセージが隠されていた、なんていうのがほとんどだよ。
ウルトラセブンの「ノンマルトの使者」なんてまさにそれ。金城哲夫さんのシナリオで沖縄問題が隠されていた、なんていうのを知ったのは大人になってからだけど、あの話は幼児の時からずっとひっかかっていた。
それだけ本気で作られていた・・・子ども向きだからいい加減じゃなくて、子ども向きだから本気だった。

諷虹 ここで話題にするものも小さい頃からの印象のあるものだったり、多くの人が気に留めていること、ステレオタイプのようなものを大事にしているというのはありますね。それがまさに心意伝承なんでしょうけど。

☆「大嘗祭」と「セーラームーン(セーラーサターンのエピソード)」との接点

2019年3月17日  諷虹・虚空③
ここでダンデリオンさんのダイレクトメールについてのことになりました。
そこから天皇の交替に際して行われる「大嘗祭」と「セーラームーン」との接点の話となりました。
(ここでのセーラームーンはテレビ版よりも原作の方がきちんと接点が分かるように描かれています)
ダンデリオンさんのダイレクトメール
『一通り拝読しました。「オポノポノ」興味深いですね。

ちょうど手元に青い瓶(花瓶にしていたもの)があるのでクエン酸で洗浄中です。ブルーソーラー・ウォーター飲んでみます。

『心意伝承』でも力説しましたが、ハワイは、日本、東アジア、東南アジア、オセアニア、ミクロネシアポリネシア、南米北米、ロシア東部の環太平洋人たちの中心にある「天皇島」だと思っています。

海民たちの指標であるポラリス(北極星=天皇星)を祀る人々の聖地。縄文期ごろの環太平洋人たちは定期的にハワイに集まってマウナケア山頂で降霊(ふら)ダンスを舞っていたのではないか、勝手に妄想しています。』

虚空 ハワイのやりとりに共鳴してダンデリオンさんなりに書いてくれたことなわけだけど、それでヒマワリフクロウさんが真っ先に「てっ…天皇島…」って反応したのは、実はゆうべ個人ラインの方で大嘗祭についてやりとりしていたからなんだよね。天皇霊のことだとか。
そんなことを知らないハズのダンデリオンさんが、ハワイの話から「天皇」という言葉を出してきた、っていうのが驚きだったんだと思うよ。だって自分もそうだもん。これはやっぱり偶然ではなくて必然、っていうように。
もっといえばね、ゆうべ50円玉君や、彼のお母さんとセーラームーンと大嘗祭との関連についての雑談になっていて・・・だから余計にビックリだった。
(外部太陽系戦士の持つそれぞれのアイテムが 「鏡」「刀」「玉」であり、その3つが揃って共鳴しあう時に「滅びの神」であるセーラーサターンが甦る。セーラーサターンのイメージは「死神」。復活すると必ず「沈黙の鎌」を振り下ろす。それは世界の滅亡を意味する。これまでをリセットしてしまうのがセーラーサターンの使命・・・・)
大嘗祭で元号が変わるというのは、単に昭和が平成になりました、今度平成が終わります・・・そんな名称の問題じゃないわけだよ、世界が転換する。

その時に3種の神器の継承がなされる。
「人間は伝承体でしかあり得ない」は上原先生の口癖だったけど、じゃあどうやって「伝承」というのが成されるのが本当だったのか・・・それを「大嘗祭」と「芸能での襲名」とかとからめて話している記録を読み返しているんだけどね・・・・