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諷虹・虚空 児言態50周年 振り返り①(2018年10月30日)

印象が薄れないうちにやりたいという電話があって急きょ二人での会合です。
本当の会話では駿煌会メンバーのことも実名で話していますが、ニックネームにかえています。
これだけ読んで分かりにくい・飛躍しすぎていると思われる部分のやりとりには修整・追記しています。
全部読んで頂きたいのは山々ですが、それはとても大変だと思うので、特に強調しておきたい部分は色を別にしています。

『指導案 単元設定をふりかえって』

虚空 単元設定の理由ってどこの部分の事なんですか?っていう電話がコバルト君からあったんだけど・・・考えてみたらコバルト君とかは指導案なるものを見たことがないわけだからね。それからこれはヒマワリさんもそうだけど、一般的に普通の学校の先生が単元設定の理由をどの程度書いているのかも知らない。
(諷虹は)中学校の数学とはいえ教育実習で指導案を書いているから分かると思うけど、これは破格の長さだよね。
諷虹 だいたいこの児童観くらいじゃないですかね、全部合わせても。
虚空 そこまで書いてあれば相当丁寧だよ。それに内容にしたってもっと一般論だよね。だいたい自分の教育実習の時にもそうだったし、教師になってからも指導主事が来る時に書く指導案なんか「そんなの単元設定なんてどうでもいいんだよ。どうせそんなところは読まないんだから。(教師用)指導書を丸写ししな」って言われたもんね。
上原先生なんて大学の講義でも児言態でも「授業のやり方をどうしよう、なんて考える前に、先ず単元設定の理由をきちんと書く。ここに教育者としての実力が一番出てしまうんだから。・・・ここがきちんと書ければ、授業のやり方は自ずから整ってくるし、指導案通りに授業がいかなくなっても、ちゃんと指導すべきことはできるから」って何度も言われたもん。
まあ日本中探してもなかなかないんじゃない。こんなに詳しいのは。だいたい児言態のこれまでの指導案と比べたって数倍長い。
諷虹 とりあえず今の段階では教材観の最初くらいのところまでのことで書いてみたんですけど・・・(下書き提示 数学やアニメからの切り込み方で書いている)
虚空 こういう方向でいいよ。そういったそれぞれ独自の切り込み方がはっきりと出た方が・・・。そしてそれを最後に重ね合わせていった時に浮かび上がってくるもの・・・児言態の生態研究としての授業の仕組みと同じだよ。
こうやってアニメとか数学とか、あるいは今まで全く違う話題から考えてきたことが、今回の指導案や授業の内容とつなげられる、置き換えられる・・・そういう力こそが大事だと思うもん。類化性能だよ。あるいは数学ガールでいう違う世界に橋渡しをどんどんして「おおらかな同一視をする」っていう感覚。
こういう発想がとれていくプロセスを、駿煌会のサイトにもどんどん載せた方がいいのかな、って思う。
<あれだけ悲観的に考えたら科学を発展させようという意識もそがれるのではないかとも思います。>
虚空 このあたりなんて、前にも話した同じ手塚治虫原作のアニメでも「鉄腕アトム」と「ミクロイドS」の主題歌の発想が真逆になっていることにも通じるよね。
<”振幅”というとどうしても交流電流の波長、音の波長がイメージとして出てきてしまうのですが、この教材観を読むにプラスとマイナス・ハッピーエンドとバッドエンド・黄泉の国のイザナミとイザナギみたいなものでしょうか?>
虚空 ここだって、普通の感覚からいったらすごい飛躍だと感じるんだろうね。自分らは自然科学と神話を結び付けてなんていうやりとりはずっとしてきているから何の違和感も感じなくなってきているけどさ。物理学的な話が書いてあるかと思ったら、いきなり黄泉の国とかイザナギとか・・・
これがやっぱり大きな別々の世界をつなぐ架け橋になっての発想でしょ。
今回の授業の大きなテーマとして自分は「類化性能」ということに重点を置いていたの。
諷虹 やっぱこれも「振幅」
虚空 (様々なことを取り上げ結び付けている文章)面白いよ!
それでまた他の二人は二人できっと全く違う切り込み方や結び付け方をしてくるから。
(中略)
虚空 上原先生が生きていた頃だったら、授業のあとの研究協議ではまず単元設定からみての検証から入っていったんだよね。まあ今回は一般の参観者があれだけ大勢いたから、単元設定の吟味よりも授業の展開の方に話の力点がいってしまったのは仕方ない部分があるんだけどさ。
でもやっぱりそれだけでは児言態としての肝腎な部分が印象に残らないかな、って思って、ちょっと強引にしゃしゃり出てしまったんだけど、本莊さんに心意伝承の観点から発言して頂こうと提案したりしたわけだよ。
一般の人たちにはなかなか分かってもらえないかもしれない・・・思考やイメージや構えがどう関連しているか、なんていっても、そもそも「構えって何?」とか「思考とイメージや感情は別物じゃない?」っていうのが普通の感覚だしね。
でもすぐに分ってもらえなくても、児言態の考える教育は「心意伝承」という・・・・さらに一般にはなかなか分かってもらえない分野だけど・・・そいうことがベースにあって授業が設定されているんだ、っていう事は何が何でも印象付けたかったんだよ。「何だかよく分からないけど・・・でもそうなのね」でいいから。
時間がなかったからそれはできなかったけど、本当は時間がたっぷりとあったら、本莊さんの心意伝承の切り口ともう一つ、ということで(諷虹君も)指名して話してもらおう、っても思っていたんだもん。
っていうのはね、今回の葛西先生の指導案「思考」というのと「感情」という言葉が授業テーマに並んでいるんだよ。
でね、そういう視点っていうのはさ、自分(虚空)以上に(諷虹)はずっと今までしゃべってきているじゃない。アニメの話をする時だって、大学で習うような高等数学の事とどんどん結びつけてさ。
で、それが今回の授業では聖徳の子ども達にも出てきたわけだよ。マアこれ以上自分がベラベラ考えを言うと、自由に考察ができなくなるだろうからやめておくけどね。でも英才児は「思考と感情とイメージ」が統合された世界に生きている・・・これは去年数学の授業でもそうだったじゃない。
英才児ほどでなくたってそういう傾向が強かったクラスも何度か担任しているよ。
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