忍者ブログ

2018,12,08 諷虹・虚空② 「千と千尋の神隠し」から「親子のずれ」

中学生に「千と千尋の神隠し」冒頭を使って「意識世界」の話をしたことから
虚空 認知症の人だって現実意識が残っている場合じゃなくて本当に進んでしまった人はそれが自分の世界・・・ボケているなんても思ってないかもしれないわけじゃない。
うちのじいちゃんが入院して急激にボケた時だって、本人は病院にいるって思っていなかったからね。
で、これ以上ボケられたら退院後の二人暮らしが大変だから何とか現実を分かってもらおうとしたら、機嫌が悪くなって怒り出すし・・・・。
そんな時に「話を合わせてあげるといいんだよ」ってある人に助言されて・・・合わせるっていうより、もうそれがじいちゃんにとっては真実の世界なんだから、そのモードで話をやりとりしたら、すごくご機嫌だったからね。
それは認知症の人に接するコツ、というよりは、本当は人間同士のやりとりの基本なんじゃないかな。
千尋が何を感じ取って「戻ろう」と言っているのか・・・引っ越し業者が来るから早く戻ろうと言っているお母さんとは、同じ「戻ろう」でも動悸が全く違うんだよね。
トンネルの向こうに好奇心を抱いてワクワクしているお父さんだって、人知の及ばない異世界がありそうだと刺激されてのものではなくて、単なる何があるんだろうという興味。
だからトンネルをぬけたあとの世界を「やっぱりテーマパークの残骸」というような言い方をしている。トンネルの向こうの別世界を感じていたといっても、千尋とは全く違っていたわけだ。だから両親と千尋との間には大きな見えない壁がある。
意識世界では全く違うところで生きているという感覚になってしまう。
ゆうべの「メイドがうざい」でのパンダのやりとり・・・あそこでミーシャがパンダを観たって言っているのは、本当にそう見えていると本人の意識世界の中ではなっているのに、父親からすれば北海道に野生のパンダなんているわけないということで全く相手にしなかった。きっとそういう事の繰り返しがいろいろば場面であったんだろうね。だから再婚での新しいお父さんを受けいられずにいた。自分の世界と自然に交流しようともしてくれないから。(ちなみにパンダの正体は、パンダ模様のヒグマ ということでした)

自分が実感している世界ほど、否定された時に「本当にそうだったのか」を確かめたい・・・そのために親の言いつけを破ってしまうのも子ども。自分に正直な子や、本当は相手に自分が分かって欲しいという願望を持っている子ほど、禁忌をも犯してしまう。
本当は大人だって自分の世界を否定されたくはないし、わかってもらいたいとは思っているけど諦めてしまっている。
そこをある意味で正直に残しているのがネットで持論を曲げない若者たちなのかもね。
PR